折節
3月25日(日)雪のち曇り
時折、まだ雪がちらつく空ではあるが冬は過ぎたものだと思っている。早いものでボロ家生活も五年になった。この暮らしに不憫を感じたりすることもあるが、ここに住んでから学んだり気づいたりすることが多くなった。家屋や庭のこと、家族のこと、世話をするということ、そして嫌々しているようで癒やされるという不思議なことも含め。毎日が当たり前のように過ぎるのに、なんとなく新鮮でめずらしく、そして面白い。おおよそ役に立たないことばかりで過激も刺激もない暮らしではあるが、とても貴重だと素直に思うのである。これから暖かくなるにつれ新たな芽が中庭にも出てくるのだろうが、いまだ苦手な昆虫も縁側に潜入してくるのかと思うと素直に喜べないのもたしか‥。

3月12日(月)雪 最高気温6.3 最低気温-0.2
一階に降りようとした際に、たまたま階段下にいた紋次郞に声を掛けると、甘え声を漏らしながら一目散に上まで駆け上がってきた。そこでしばらくの間全身をさすってやると、安心したように目を細めゴロンと腹ばいになって甘えてくる。そんなことは今までにもよくあったが、どういうわけかこの頃、わざと距離を置いて呼んでもらおうとしている様子が覗える。呼べば必ず甘え声を漏らし駆けてくるに違いないが、いつもかまってばかりもいられない。億劫になれば部屋を移動してみたりするのだが、そろそろとやって来て半身覗き見を繰り返し、目が合うと口を半開きにして何か言いたそうな表情を見せる。甘えん坊の可愛らしさは仔猫そのものではあるが、日に何度もされるとちょっとキツイものだ。今日はあと二回ほど付き合ってはみようかと思っているが、その辺で満足していただきたいものである。

3月21日(水)晴れ 最高気温9.7 最低気温-0.1
二月から三月になったからといって急に暖かくなるでもなく、冬と春の気配が頻繁に交差するこの気温差にオサンは簡単について行けるような体力もなく、以前のように紋次郞が布団に入り込んで心身を温めてくれる気配もまったくなく、仕方なくなく引き布団にマタタビスプレーをちらりと吹きかけてみたものだから異様なニオイが漂ってしまい、心地よい春眠などひとつもない。
明け方六時近くにもなれば「はなこ」のソプラノにより夢から目覚め、紋次郞の往復行進で現実に引き戻され、スパイクの生ぬるい鼻息により布団からはい上がる。朝日を拝む前に軍団をジト目しながら爽やかでもない朝を迎えるのもどうなのだろう。

久しぶりに晴れたからといって、我が家に語るほどの出来事が身の回りに起きるわけでもない。変化に乏しい暮らしの中では季節の変わり目と軍団の織り成す行動ぐらいが、せいぜい日記としての文面になるだけである。そうはいっても、なかなか日記を書くにも苦労は絶えない。
猫じゃらしを銜え持ってくる「はなこ」を邪魔者扱いすると、意味っっっl不明な%%%%%「文字の羅列66666666の被害だけでなく、突然画面が入れ変わったり削除されたり、シャットダウンされたりする。
今日は「はなこ」の肉球がキーボードのCtrlキーを踏んでいたようで、画面をスクロールさせようとマウス中央のホイールを回したところ、画面表示が拡大・縮小した。視力低下がめざましいオサンは重宝しそうな新発見である。ついでにShiftキーを押しながらマウスのホイールを回したら、なんと前のページに戻るじゃあ~りませんか。「はなこ」ご褒美は無いけど、少しありがとうさん。


































































































































