2011年6月 3日 (金)

折節

6月1日(水)曇り空、午後より、にわか雨

暑いと感じた5月中旬から末日に向かい雨日が多くなったと思えば早くも梅雨入り、時折妙に冷え込んだりするものだから何かにつけ調子が狂う。暦の上では衣替えの時期ではあるが長袖を仕舞い込もうかいささか戸惑っている。

今日は記録的な低温らしく、早々と抜け毛を果たしたオマケらは夜の寒さに耐えられず一斉に布団の中へと潜り込む。朝方あまりの寒さに目覚めれば、どうやら布団の外へと追いやられてしまっていた。

Photo


6月2日(木)曇りのち夕時雷雨

昨日は地元の祭りだったが出掛けることも無かった。子供の頃は祭りが好きでわくわくしたものだが、今は人混みの中を潜ろうという気になれない。まあ歳をくったからと言うより今の祭り自体に風情を感じなくなったからなのだろう。昭和生まれの中年はどうも昭和のイメージから離れられないようである。

Photo_2


6月3日(金) 朝は晴れ、‥だが寒い。

現在、あさの6時少し前、夜明けが早くなるにつれ起こされる時間も早くなってきている。とても迷惑な話ではあるが無視して寝ていれば顔を踏まれるだけである。そういえば我が家に紋次郎が来て一年が経とうかとしている。はなこも半年になるのか。二匹とも手のひらに乗るほど小さかったというのに今はデブッっちゃったね。


Photo_2

Photo

甘えてくる時によく「はなこ」は伸びたシッポを撫でるように絡ませてくるが、紋次郎にはそれが出来ない。この頃すこしばかり気にしだした様子が覗える。

Photo_3

Photo_3


Photo_5

Photo_6

ちょっと前までは紋次郎の方が強かったのに‥。


人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村

2011年6月 8日 (水)

虚構(きょこう)

6月6日(月)晴れ 気温27度ほど。

ちょうど西日が当たる裏庭の縁側も9割ほど完成。残すところ片側サイドと正面をどうしてやろうかと悩んでいる最中である。スパイクだけならこれで十分なのだろうが、世間知らずの猫がちょこちょこ出ようとするものだから、せっかくの縁側も脱走防止を踏まえながらの作業になってしまうわけだ。もう材料も残り少ないというのに‥。

Dsc_1411

Photo_3


6月7日(火)晴れのち曇りだが、気温28度以上。

よほどの暇人なのか、ついでに中庭も造り直す気分になってしまった。去年の夏頃、日差し避けとして作った竹細工もどきも自分なりに気に入っていたのだが、風の強い日は気がかりになってしまう。とくに雪の重みに耐えることが出来ず今年の冬も大変な思いをした。
材料も残りわずか、金も残るところがないというので、雪囲いで要らなくなった材料などをかき集めながらの作業開始となる。無理な話だが材料探しぐらい手伝ってほしいのが本音。

Photo_4

Photo_5

Photo_7

3

Photo_8

それにしても暑い梅雨盛りである。三十代頃まで日差しと共に寝るような生活だったからか暑さには弱い体質になっているような感じ。無理に暑さをしのごうとするからビール代が高つき、それに伴い腹周りが妙な育ち方をしてきている。やばいかも‥。やばいだろう‥。


6月8日(水)めちゃ晴れ たぶん気温は30度を超えているだろう。

この頃、朝が早い。決して目覚めが良いというわけでなく、たんなる目覚ましトリオが騒がしくなるからである。
腹を立てても仕方がない。その分、リフォーム作業がはかどるのだから良しとしておこうか。

Dsc_1279


中庭の日差し避けも残すところ、よしずを貼り付ければ完成。たぶん震度2ぐらいには耐えられる強震設計にはしてあるつもり。まぁ、形あるものはいずれにしろ壊れるのだから、そのあたりは問題なし。

Dsc_1406


Photo_9


人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村

2011年6月12日 (日)

終始一貫

6月9日(木)曇りのち雨 気温30.1度

朝からジメジメと蒸し暑く、日中は何をするにも気力がわかない。ましてリフォーム後のクズ材から去年の春先に作ったミニチュアハウスが、こんな姿になってしまったのを目にすると尚のこと気が滅入る。

Photo_10

我が家で、こげなこと平気でしでかすのはアレ以外に考えられない。
図々しいというか不貞不貞しいというか‥。

Photo_8

Dsc_1413

Dsc_1416

Dsc_1418

6月10日(金)曇り 気温30度弱。

今日も暑いのひと言ふた言で終われそうな感じがする。それ以外、たいして書くこともない平凡すぎる毎日でしかない。

1

08_2

作品とまで言えないにしても気持ちが入っているものばかり。
何点ものミニチュアを適当に積み重ね放置していた自分にも責任はあるが、ぬけぬけと目の前に姿を表すとは本当のバカなのか、それともキモが座った大物なのか。

4_2

5


6月11日(土) 曇り時々雨


久しぶりに過ごしやすい一日になった。雨が嫌いという人もいるだろうが、この数日の暑さからすれば恵みの雨であることは間違いない。もともと雨音を聞きながら寝そべっているのが好きな自分にとっては、今のところ過ごしやすい土曜となっている。ただ雨が降れば散歩の距離が大幅に減ってしまうことを事前に察知しているスパイクは雨が大っ嫌いみたい。

Photo_11

6月12日(日) 曇り時たま雨

この数日の中では涼しいほうなのかもしれない。あまりにも蒸し暑い日が続いたので、よく分からなくなってきているのが本音である。寝てる時は酒に酔いほぼ悪夢にうなされているが、あまりの息苦しさに死ぬのではないかと思う時が最近多い。


Photo_2

Photo_6

Photo_7



人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村


2011年6月19日 (日)

年輪

6月16日(木)曇り

とうに梅雨入りし雨もなく夏を迎えるのかと思っていれば、北陸の梅雨入りは今日からのようだ。季節感もない蒸し暑い日中をいかにエコで過ごすかといえば、ほろ酔い程度に酒をたしなむのが快適だと知った。縁側に横たわり日本酒のオンザロックでも呑みながら少しばかりのつまみに手を伸ばす。天候のせいか苛立だった気分も一掃される。
さて、そろそろ草むしりでも‥

Dsc_1284

平成22年6月16日、ちょうど一年前の今日は、はじめて紋次郎と出会った日である。
もともと猫に興味はなかった。興味がないどころか猫好きという人の度合いを超えた可愛がり方に呆れを感じていたところもある。

Dsc_1016

Photo

Dsc_1015


生き物を飼うのに向かない性格なのだろう。毎日決められた世話をするのも大変だし、もっとも苦手な責任というものがつきまとってくるのも面倒だ。成り行き任せな生活では重荷になるのが目に見えているし、愛しくなってしまえば人より短い寿命の生き物である。その分悲しい思いをしなくては成らなくなるわけだ。
自分は弱い人間である。だからそれを一番避けて通りたいと‥、それは今も変わらない。

午前10時05分
名前は捨て猫でしかなかった。
見たことのない折れ曲がったシッポ、痩せこけた貧弱な身体、変な鳴き方でこちらに首を伸ばしてくる奇妙な八割れだった。はじめはどうでもいい雑種の仔猫としか思っていなかった。それ以上に感じたこともいうにある。

「紋次郎、お前を見た瞬間、正直に言うと鳥肌がたったよ」

可愛い仔猫だったからではない。ようするに寒気がしたといったほうがあった表現かもしれない。
ためらいがあった。先住犬も居る上、色々な問題や感情が交差した。

Photo_5


今は居なくてはならない存在ではあるが、あの日は同情的な偽善から始まったのかもしれない。

1_2


溺愛している今となっては、その時の感情を思い出せないのが本当のところである。早いもので、とりあえずだが一年経ったわけだ。
「紋次郎、あんな小さかったのに立派なデブ猫になって、おめでとう。」

Dsc_1439

Dsc_1440

Dsc_1441

Photo_3


人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村

2011年7月19日 (火)

夏日

7月1日(金)晴れ 気温29度

日記も走り書きばかりの下書きで放置状態、これも6月半ばから酒を呑んでないからだろうか‥。

特別な思いもなく、まして体調がすぐれないからでもないが十数年ぶりに酒を抜いている。理由は珍しくも「呑みたいと感じない」、ただそれだけのことである。
さて、そろそろ食器を入れる棚もいっぱいになってきたようなので、不器用ながら日曜大工でも‥。

Photo_2

どうやら紋次郎とはなこも手伝ってくれるらしいが‥↓

Photo_3
(大工の頭領:紋次郎、その女将:はなこ)

7月3日(日)晴れ 気温31度

必要のないことは年々省くようになってきていると感じている。
無理をしなくなった分、無駄な動作や私考が減ったというのもそうだが、無いモノを欲しがる意識が減衰し執着しなくなってきたからなのかと思っている。それが良いか悪いかは別にして気分はとても身軽な感じだ。
その分、体重がめたくた増えてしまったのだが‥。
とくに腹周りが目立ち全体型が『ぶよぶよ』している。それに気付いたのは春先のことだった‥。


Photo_4

33

若い頃と比べるわけにもいかないが、四十路に入るなり筋力が急激に弱まり無駄な贅肉がきわどく目立ちだした。
人生を経験した人間的重々しさが理想だったにも関わらず中年太りの重苦しさばかりが目立つ。じわりじわりと増えだした体重は二年前と比べ6キロほど増していたようだ。
どうやら昔から「歳をとると丸くなる」というのは本当らしい‥。あははっ


Photo_2



人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村


2011年7月22日 (金)

誕辰 (たんしん)

7月5日(火)晴れ 30度

―午前―

6時前に家を出て、ぶらぶらと田んぼのあぜ道をスパイクと散歩する。少し歩いただけで額から汗が滲んでくる。去年の夏も暑かったが今年はまた格別な真夏日になりそうだ。帰宅後スパイクを風呂に入れ、とりあえず縁側にてひと休み。今日ばかりはオマケ軍団の世話係から脱走する予定でいる。なにせ特別な日なのだから‥。

Photo_2


Photo_6

Photo_7


この生活をするにあたって、あらかたのものは手放してきたが手放さず残したものもある。他人からみれば道楽品としか思えないモノだが、手に入れるまでの馴れそめ、その存在あっての助かりは言葉では表せない。
数年前に維持費や燃料費が馬鹿にならないからとナンバーを取り外し車庫に眠らせたが、悩んだ末に復活させることにした。
ただ古い車ということもあり修理するところばかり、部品調達にも結構な時間が掛かり予定より車検が遅れていた。
願わくば請求こそ限りなく遅れてほしい。

Photo_8


―午後―

久しぶりに5000ccの心臓が動いた。また我が家に家族が増えたようなそんな気分、二日後の七夕に自分自身の誕生日を迎えるが、それよりも今日の誕生日を祝いたい。ひとあしサキに「おめでとう」

追伸、
少しくらい贅沢しても良いよね、オマケ軍団。

Photo


Photo_2


7月7日(木)曇り 気温27度だが蒸し暑い。

―ようするに中年姿が増しただけ、それでもめでたいことになる。
成長したところといえば、・・・思い当たらない、そんな感じでしかないが五体満足でいることの有り難みだけは忘れていない。白髪無し、ハゲ無し、シワに至っては少々仕方ないとしても年相応からすれば若く見られることが多い。これも頭の中が軽いからだろうと自覚している。まだまだ働き盛りのオトコが使命感もなく半自足生活したわけだから、脳タリ~ンだとしても不思議ではない。

そういえば今朝、体重計に乗ってみると減ってたわ。
とくに酒を呑んでないというだけで何も変わったこともしていない。いや、メシの量は以前より多く食べているはずなのに3キロも軽くなっている。こ、これは‥。脳でも痩せたか?w

まあオナゴでもない中年は肝脂肪だけが気になるところで体重にはあまり興味ない。ただ誕生日だというのに呑もうとしない自分に驚いたりしている。たぶん成人後、初のノンアルコール祝いになりそうで、いささか妙な気分。
それにしてもケーキ屋めっ! これのどこがネコだというのだ。ケッ!

Dsc_1459

Photo_4



人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村

2011年7月29日 (金)

夏風楽

7月17日(日)晴れ 気温37.7度

やむなく早起きしているが朝から暑いばかり、ただ暑いというより『熱い』と感じる日が続いている。起床後すぐに庭の水やりをかねて打ち水をするが、それも一時的なもので日差しは容赦なく強まるいっぽう。

Dsc_1471_2

省エネとはいえ、ただならぬ高気温のためエアコンは欠かせない。27度に設定した部屋で爆睡しているオマケ軍団のだらしなさが妙に目に入る。朝から中庭の草むしりにひとり汗を垂らす立場からすれば、庭外から見渡す彼らの姿がとても恨めしく思えてしまう。

Dsc_0017

Mon

Photo_4

縁側には何枚かのタオルと着替え用のTシャツが置いてある。なんど着替えてもユニクロになる。ユニクロをバカにしていた当時の言葉を打ち消すかのように、今ではTシャツをそこで大量買いしているわけだ。
ろくでもない頃に着ていたシャツの値段を思えば、そこで10枚近く買えるのだから申し分ない。かと言って、ろくでもない頃の悪い虫が完全に無くなったようでもなく、オマケ軍団の目を盗むようにタンスの奥にしまい込んだ服を引きずり出した時もあった。四十路の中年とはいえ、まだまだオトコ盛りだと思っている。
そんな気持ちで数年前の洒落た格好に着替えてみたまではよかったが、結局、洒落たところかダジャレにしかならなかった現実に惨敗。こんな時だけ年月は急速に過ぎ去るものであると実感させてくれる。要するに過去を引きずってもろくなことがないわけで、等身大に見合ったものを選ぶしかないようである。


先月半ばから体重が5キロ近く減った。ちょっと心配だったので近所のヤブ医者で診察してみたが悪いところはアタマと性格以外は見当たらなかった。必要以上のカロリーを酒からとっていたとしか思えない。
さて、少しばかし休憩もしたこどだ、西日が射す前に裏庭も終わらせねば‥。

大人しくしているオマケ軍団、後からご褒美に抱っこしてやるからそれまで待ってろ。

Photo_5


人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村


2011年8月 5日 (金)

変革

7月25日(火)曇りのち夕方には雷雨にあう

四季の感じ方が変わってきている。しんしんと降る冬期の雪はドサドサと降り積もるイメージしか残っておらず、春は蒸し暑いとの思いだけで過ぎていったよう。今年の秋はどうなるのか、夕日そして枯れ葉という感じの秋季前に我が身はすでに枯れ果てそう。四季を通し変わらないのはオマケ軍団の決まりきった行動だけである。

Dsc_0056


今日は野暮用で金澤の西方面まで出掛けることになった。出掛けるにあたってスパイクがいち早く感づいたようで落ち着きない様子。
みやげを買ってくるからと言い聞かせてみても疑いの眼差しだけが突き刺さる。

221112

曇り空ではあるが午前から汗が流れ出る。現地に到着後、少しばかりの力仕事を手伝い終えると卯辰山で豪勢な昼食に招待される。見渡すところアロハシャツにゾウリ姿は我のみである。こんなことなら身形を考えて来るべきであった。

Sbsh0006_2

Photo

それにしても秋空のような我がままな雲行きである。夏場のゲリラ豪雨なんてのも珍しくなくなったようで帰り際、突然と集中豪雨と雷鳴りに出会ってしまう。交通も乱れ徐行運転ですら前方が見えない状況、これでは寄り道も出来ない。すばらしき言い訳になるが、オマケ軍団への土産物もこれにてナッシング。

Photo_4

7月27日(木)曇り  
夏日からすれば過ごしやすい午前中である。縁側のサッシはもちろん部屋中の窓を開け放っていると一階奥の和室から南風が入り気持ちいい風が舞う。このところエアコンに頼りすぎていたが自然の風が一番過ごしやすく安つく。

先日の卯辰山での食事の後、散歩がてら頂上付近まで歩いたところで地域猫と出会った。紋次郞と同じく八割れの猫である。耳に三角のカットがされていたところをみると避妊手術はされているようである。野良猫といえども人には慣れているようで珍客にも怖がらず愛想を振りまいていた。あの豪雨をどう過ごしたのだろうか‥。

Photo_5

彼らに比べれば紋次郞とはなこは幸せな環境に置かれているわけだ。葬儀場で一匹だけ取り残されていた紋次郞、そして半年前にゴミにまみれ死にかけていた「はなこ」、二匹はラッキーだったに違いない。そして一番ラッキーだったのがオマエらと出会えたワシなのだろう。恥ずかしながらも本当にそう思っているわけだ。気色悪いと言われていたはずの紋次郞のカギシッポが我が家に幸運を運んだのかもしれない。

Kagi

Photo_6

Photo_8

Photo_7



人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村


ブログネタ: あなたの目覚まし音は?参加数

2011年8月10日 (水)

珍客

8月2日(火)晴れ 29度

Hanako

静かに暮らす今日この頃、朝のうちに水を撒き庭木の枝に張ったクモの巣を払い、限り無く芽を出す雑草を引き抜くという作業を天候が悪くないかぎり毎朝づづけている。庭があるボロ家というものは細部にかかわりはじめると、たちまち半日が過ぎてしまうものでボチボチが丁度良い終わり方だと思っている。
ボチボチと言えば、人との関わり方や付き合いもそう成ったような思いがある。そうなってくると良いことも減るのだろうが面倒なことも消える。ただ生きている以上は何らかのトラブルはあるようで、これだけは避けられないのだろう‥。

―午前―
エサを与える前に寄り添い甘えてくる紋次郞の素振りには何時も微笑んでしまう。可愛いからといって猫もボチボチの方が好ましいようだ。

Photo


―午後―
早くから動いているとバテたところで昼には腹が減る。カップ麺のフタをめくりヤカンに火かける動作はプロなみである。窓を開けているせいか、セミの声と隣家のテレビ音が裏庭から聞こえる。遠くの方では消防車のサイレン音が鳴り響く。こんな昼間から物騒なものである。

いったん家に入ってしまうと田舎暮らしのようにも思えるが、我が家の横手には国道が通っている。その国道を走っているだろう消防車のサイレン音が近づいて来る。とくべつ珍しくもないがよくよく思えば珍しいのかもしれない。

カップ麺に湯を足し冷蔵庫に貼り付けてあるキッチンタイマーをセットした後、久しぶりに我が家のインターホンが鳴った。数台のサイレンが近所で止まったと思えた調度その頃である。麺は硬めが好きだった、延びないかと心配した。そう思っていながらも次々とサイレン音が鳴り止むのが分かった。つぎにインターホンが鳴った時、仕方なく画面を覗きに腰を上げた。珍しいこともあるもので消防員が数人映りだされていた。とりあえず記念にと無言のままカメラを握り写真に収める。今度は屋根の上からドタバタと歩く音がする。ここまで来ると勘の良い中年はすぐさま気がついた。

―もしや‥。

Dsc_0123_3


鋭い勘は当たっていた。どうも我が家が発端みたい。


――午後1時過ぎ地元消防に消防車の要請があった。中高年の男性からのようで携帯でなく公衆電話からとのこと。すぐさま相手の名を聞いたところ通話はそこで切られる。その後消防車4台、地域消防団から1台、救急車1台が出動、警察、マスコミなど次々と現地へ駆けつけることになる。消防警察関係者40名以上、マスコミ、野次馬は軽く100名は越えていた。まったくのガセネタであった。近くに電話ボックスは無く、途中で通話が切断されたことから悪戯行為だろうとのこと。

Photo_3

室内すべての点検と確認が強制的に行われ、その後警察の質問攻めに時間だけが過ぎる。「恨まれるような覚えがないか」とか「過去に嫌がらせがなかったか」など、考えようによっては何でも当てはまってしまう質問が続いた。何も無かった我が家から次第に野次馬は消え去り、関係者が帰ったのは一時間程経ってのことだった。気も落ち着いた頃、やんわりと食台に座り込む。目の前にあるラー麺は硬めではなさそうだ。
焼きそばみたい‥。

何の想いがあったのか。暇人の私にも暇人のする行動がまだ分からない。カップ麺の湯気ぐらいで消防もないものである、もしかすると、この家計が火の車になっているというオチでもあるんかい。

二度と無いだろう、有ってもらっては困る多くの客人に、人見知り紋次郞はスタコラと家中を逃げ惑っていたのが記憶に残る。

紋次郞、まれに有るらしいよ。暇人のイタズラと嫉み‥。

Photo_2


人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村


2011年8月22日 (月)

盆暮れ

8月12日(金) 晴れなのか曇りなのか‥。気温34度

盆だからといって何ら変わったこともしていない。墓参りぐらいするべきなのだろうと思いながら思いだけで終わりそうでもある。ラッシュにさえあわなければ片道4時間ほどで墓は参れる。だからといって往復のことやら挨拶事など考えれば半日は留守となってしまう。先日の火事騒ぎが尾を引いているところも無いでは無い。ボロ家に軍団だけを残していくのはやはり気掛かりになるものである。
どうしたものか‥。

何処へ行かないにしても、せめて先祖を偲い今ある自分をかえりみるくらいはしようなどと思ってはいる。外は今日も蒸し暑い、湿気が多い天気であるが、「はなこ」は今日も能天気。 

Hanako_2


8月14日(日) 晴れのち雨 気温35度

『お盆』と言えど地方によって風習や行事はかなり違っているが、我が家は庭に咲いた花を仏壇に供え線香をあげるだけの小さなお盆を迎えようとしている。供えるはずの饅頭があまり旨そうだったので買い物帰りについ喰ってしまう。家に戻れば供え物もなく御仏前は殺風景となってしまった。「昔からつまみ食いは得意技だったよなぁ」などと感心しながら反省。

Dsc_0223

午前に外回りの清掃を済ませ、昼前には部屋の片付けも終えたが、「はなこ」に片付け事など意味のない行事であると教えられる。

Photo_3

8月18日(木) 曇り 気温34度

父の命日になる。疎遠していたとはいえ父はやはり父なのだろう。複雑に残る思いはあるにしても年月と共に消化してきているところも多い。理解とか解釈したとかではなく、親としての基準になる有様(形)なんてものは有るようで無いと思えるようになっている。好きか嫌いかの感情は有るものの血は否定出来ないものだ。
‥とか書きながら、何を書こうとしているのかさっぱり分からなくなってしまった‥。

Photo_4

8月20日(土) 曇り 気温26度と肌寒い

やけにやんわりと過ごした盆暮れだった。騒がしくも無く忙しくも無い、だというのに妙に疲れた気がする。間違いない、これが暇疲れというやつなのだろう。

縁側に吊してある南部鉄の風鈴が鳴り線香の香りが程良く居間に流れてくる。それがまた心地よく感じられる時期でもある。
風鈴の音に関心が無く線香の匂いが苦手だった頃もあった。少しばかりの音色を耳にして香りを感じ楽しむようになれたのも、年齢というよりきっと環境変化のお陰なのだろう。そんな平々凡々なことを考えている今日この頃。

紋次郞がやって来た。ゆっくりと砂を掻き分け定位置で背筋を伸ばしている。気を落ち着かせているのか小さく溜息を漏らすと、次第に香りならぬ妙な匂いがこちらにまで漂ってくる。

Photo

紋次郞、自然現象だから何も言わないが、何でキミはイチイチ立ち上がってするの?
Photo_2


人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村


2011年8月31日 (水)

疑心

8月24日(水)  曇り空 気温27度前後

1_2

盆も過ぎた20日頃から暑さも静まり過ごしやすくは成ったが、秋には程遠い梅雨時期に舞い戻ったような季節感である。
久しぶりにオマケ軍団を庭に放ってみたが高い竹塀を簡単によじ登る「はなこ」にだけは目が離せない。何気に遊ばせているつもりが遊ばれているような気分になりながら手を焼く午前が過ぎた。少しは紋次郞のように運動音痴であってくれれば助かるが、ネコの運動音痴もなかなか情けないものでもある。

Photo_2

相変わらずスパイクの頭の中はメシと散歩のことばかり、時折思い出したようにネコと遊んだりするが歯車は合いそうもない。先日、百円ショップで買ったボールのオモチャがネコに大ウケしたかと思えば、スパイクのひと噛みで粉々、ピンクの猫じゃらしも一瞬でベロベロ‥
悪気が無いにしてもネコ関連のオモチャを常につかの間にしてしまう彼女に、ワザとしているのではと疑いを持っているところである。

Photo_3

W

Photo_4

Photo_6


夕方になり西の空が奇しくなっているのに気づき、慌てて散歩の準備に取りかかる。彼女にとって散歩こそが人生の味わい。これを中止すると妙な上目使いで見つめ続けられることになってしまう。その辺は「はなこ」同様のしつこさがある。犬もネコもメスは勘に鋭くしつこいようだ。


雨に遭う前の急ぎ足ということもあり自転車に跨がるがペダルまでの距離がどうも遠い。先日、知人に貸したことを思い出しながらやけに高くなっていたサドルの位置を調整し直す。それにしても差ほど変わらない身長だと思っていたが‥

これって、まさかの短足。

Zide



人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村

2011年9月 7日 (水)

長雨月

9月1日(木) 曇り

9月に入るなり大型台風が接近中との速報が流れている。今年は警報・注意報がやけに多いようだが、いつ崩れても不思議でない古家の中では平常心を装おうのが精一杯なもので、何とかしようとすればキリがなく自ら破壊するしか手立てがないという結論に達する。目に付く対策といっても縁側に吊した風鈴とすだれを片付けるのがせいぜいで、後は成るように成ると腹を据えてもないのにそう言い放っている。

貫禄は無いにしろ妙に落ち着つきをみせる紋次郞は飽きもせず今日もお気に入りスヌーピーの毛繕いに勤しんでいる。

Ivan


9月3日(土) 曇り時々小雨

季節はずれにも玄関先に植えていた紫陽花(アジサイ)に花がついた。おおよそ品種が違うだけのことだろうと言えばそれまでになるが、思いもない頃に咲いた花に親しみを感じている。当たり前でないところが実によく我が家の玄関先にはちょうどいい花となる。

Photo


いまだ来てもない台風のことよりも数日前から鈍感な痛みを実感している右下腹部のことの方が気になる。三十路ならはまだしも四十路も過ぎれば肉体の衰えを感じるばかりであるが、不都合と感じていない分いたわりに欠けている。切っ掛けもないというのに六月半ばより体内に酒を流していない。そろそろアルコール消毒をしておかないと腐るのではないかと不安にもなるが、すでに性格は腐りきっているような気もする。

酒代やら体脂肪やらは確かに減ってきたがオヤツ代と光熱費がえらく掛かってしまい依然サイフはナイフのまま、下腹部のさし込みが続くようなら医者に診せるしかないが、診察料に目まいし治療費ともなれば意識が飛ぶのだろう。決して新鮮でもない身体なのだから、少しぐらい値引きしてくれても良いと思うのだが‥。


9月5日(月) 雨

決死の覚悟を決め病院へと診察に出向いた。再来週の20日に検査することになったが無事支払いが出来ることを願う。衰えていくとはなんとも金の掛かる道筋なのだろう‥。

平々凡々と過ごしているとはいえ、先走り事を考えてしまうと心配はつきものになるもので余計なことは考えないようにしているが生まれ持った思想により不安になる材料を所々から仕入れてしまうところがあるようだ。現状維持すらろくに出来ないのだから先を考えてもまともな答えなど出るはずもないというのに‥。
そんな折、オマケ軍団をながめていれば『無知こそ至福である』と思い知らせてくれる。

Photo


未熟児だった「はなこ」が嘘のように逞しく成長してくれたことへ感謝する。今になると我が家で一番のオテンバぶり、可愛いらしさも然る事ながら素直さゆえ感情のぶつけ方がストレート過ぎるところが目立つ。独占欲の強さはピカイチのようだ。

Photo_4


人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村



ブログネタ: お酒は家飲み派? 外飲み派?参加数

2011年9月12日 (月)

秋落ち

9月6日(火) 曇りのち晴れ

朝晩に秋らしい気配を感じている。以前なら常温の日本酒をメインに旬ものに箸をつけていたことだろうが、今年はむしろ季節に無関係な甘系のものばかり頬ばっている。永年にわたり辛党だったはずが酒を呑まなくなった途端に甘党へと舌が変わったようだ。ちなみに下腹部の鈍痛も忘れ病院帰りにドーナッツを大量に買い求める。甘くもない家計に少しばかりの贅沢と秋を感じた瞬間でもある。

Photo

月曜の夕刻、診たのかどうなのかすら判断しがたい単純な診察を終え帰宅するとソファーの上でうたた寝をする。目の前を横切るスパイクの後方を何となく眺めていると陰部の腫れぐあいに気づいてしまう。そう言えば‥、数日前からしきりにあの辺その辺を舐めていた感じがあった。調子が悪いからと話せるわけもないオマケ軍団の場合、気づいてやらなければそれまでになる。普段からまじまじと見ていた場所でもないので判断に迷うが、股のチョビット部分が赤くなっているような感じがする。「一難去って股一難」とはこんな時に使う言い草なのか。
ともあれ恥ずかしそうに見つめる愛犬にこちらまで赤くなってしまったことだけは確か‥。

Photo


先月の末に紋次郞と「はなこ」の予防接種の案内も届いていたのでこの際まとめて病院送り、何を勘違いしたのかひとり喜び勇んでいるスパイクは、おおよそ散歩と勘違いしているのだろう。彼女の予感は常にハズレるばかりである。


Photo_3

Photo_6

スパイク(♀6歳)=10,2㎏、紋次郞(オカマ1歳4ヶ月)=5、2㎏、はなこ(オナベ生後10ヶ月)=3、8㎏、彼女のあの部分も大したことなくひと安心。
捨てられた命がこうして元気にすくすくと育っていくのはまこと嬉しく思うが、金運に見捨てられた我が家の秋口は早くも枯葉散る。



人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村

2011年9月15日 (木)

回想

9月11日(日) 晴れ 気温 30.7度

秋の到来かと思いきや数日前から強い日差しとアスファルトからの照りにより大粒の汗が滴り落ちている。 あの辺りを治療中のスパイクは朝晩と患部に塗り薬を付ける程度の処置で済んだものの、犬ならではの習性ですぐ舐めようとするのが厄介でしかたない。病院から借りたエリザベスカラーを首に巻き付けてみると意外にも庭や階段の上り下り、部屋の移動に差し支えるような有様で、それならと『紙オムツ』に切り替えるが『噛むオムツ』と勘違いし噛みちぎるアンポンタンぶり、であればと犬用のズボンを履かせてみれば庭先にてそのまましゃがみ込みドボンとする。いっそのこと治療薬を頭にも塗ってやろうかという気分に駆られた。

Photo_3


9月12日(月) 晴れ 気温32.9度

今夜は6年ぶりに満月に恵まれた何じゃらの名月のようだが、夜空を眺めてもさほど感動する月でもないように思える。幼少時分は月の中でうさぎが餅つきをしていると純粋に信じていたものだが、騒がれる今日の月より感動していた想い出がある。未だあの頃の感動を越える月を見たことが無い。満月の明かりに照らされた中庭で遊び呆けているオマケ軍団を縁側で眺めながら3ヶ月ぶりの酒を楽しんでいる。たぶん数年もすれば、この日の月明かりより感動する月光を見たことが無いとほざいていることだろう。
想い出とはそんなものだと思っている。


9月15日(木) 晴れ 気温33度

激安ショップで買ってきた大量のオモチャ道具に反応し、我が家の廊下ではオマケ軍団の運動会が始まっている‥。

Photo_5


――知らなかったのか興味が無かっただけなのか、紋次郞は以前から甘えるばかりで無邪気に遊ぼうとはしないネコだった。せいぜい部屋中を駆け巡ったり転げ回ったりする程度で、オモチャを買って来ても無関心にも見向きすらしてくれない仔猫だった記憶がある。そのうち遊ぶだろうとほって置けばスパイクが噛み砕き、オモチャ生命は一瞬に幕を閉じるばかり、かろうじて遊ぶといえば縫いぐるみを抱きしめるくらいだったろう。始めて飼ったネコがそうだったから、それが当たり前のものだと思い込んでしまっていたが、「はなこ」が我が家に来てから、その考えもルールも裏返されたようだ。


Hanako

スパイクと紋次郞には元々縄張りと言うか定位置とかがあって、互いにそこには立ちいらないという無言のルールが見え隠れしていたものだったが、それも一匹の小さな三毛に難無く踏む潰され今では無意味になっている。犬とネコの共存する中でも先住犬スパイクは格差を付けていた時期もあったが、毎日のように「はなこ」に踏みつぶされているうちに自信を格下げしていった様子でもある。
それが彼らにとって良かったのか悪かったのかその辺りは分からない。ただスパイクがネコに対して丸くなった事実と紋次郞がひとり遊びに没頭するようになったことは喜ばしいことで、「はなこ」に感謝するところである。
どちらかというと我が家の場合は目下を見て学んでいくことが多いように思える。結局、彼らが私から学ぶことはひとつもないという答えになるが、そうなのだからしかたないね。

遊び盛りの「はなこ」は目に止まるものすべてをオモチャのように扱い、その光景は側にいる者まで魅了する勢いがある。足を止め一点のものに集中するとやんわり腰を落としそれだけに目を向ける。低い姿勢を保ったまま、やがて後方へと身を引きバネを溜め込むように丸く収縮する。次にリズムをとっているのか左右に身を揺さぶり、もう一段低く構え直す。距離とタイミングを見計ると、瞬時バネを解放するように地を蹴り込み猛烈な勢いで目標地点まで飛んでいく。
ただし、狙い所がいつも普通でない気がするのだが‥。


Photo_2



人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村


ブログネタ: ひんやりグッズ、使ってみたいのは?参加数

2011年10月 6日 (木)

悠久(ゆうきゅう)の流れ

9月19日(月)雨 気温21.7度

昨日までの暑さから一転し雨の降る肌寒い一夜を迎えている。年々、気温の変化について行けなくなっているのは仕方ないとしても朝昼晩と着るものにいちいち戸惑うことへ苛立ちを感じている。夏服では寒く冬服では暑いからと半袖シャツの上からダウンベストを羽織る。なかなかナンセンスではあるが熱燗を呑むには丁度良い感じの温もりである。明日は内視鏡の検査予定だというのに、これでは内科へ行く意味ないか

9月20日(火)雨 気温18.5度

朝から日記を書いているということは検査に行かなかったということである。断った理由は多々あるが、どれも言い訳でしかない。ただ数日前から体調が優れなかったのが、内視鏡検査を断ったとたん楽になったのは言い訳でもない事実なところ。

Photo_7

このところ酒を呑むようになって、せっかく減った体重がじわりじわりと増えだしている。やはり酒ってのは心身共に栄養を与えてくれるものなのだろう。

B


9月30日(金) 雨 気温21度ほど

昨日は暖かな秋晴れだったというのに今日は雨模様、秋空はまるで猫のように気まぐれなものである。どうやら昨日のうちに写真を撮ったのが正解だったようだ。
考えてみればオマケ軍団と一緒に撮った写真が一枚もないことに気づいたりしている。カメラの説明書もろくに読んでいないものだから多機能カメラも生かされず仕舞い、セルフタイマー機能を今日になって始めて理解するが自分撮りはモデルの良し悪しでこうも変わるモノかと思い知る。何枚も撮ったわりに気に入った写真は後ろ姿のみ。

Photo_2


昔なじみの不動産屋にこの家を案内されたのが平成20年の今時分、災難にでもあったかのような荒れ果てた物件そのものを案外あっさり契約したことに運命すら感じている。運命という言いぐさをそうそう使いたくないが、ほかに例えの言葉が思い当たらない。二つ返事で「買う」と言ったあの時の気持ちは今も不思議なもので、やがて半自足生活をするようになるとは想像もしていなかった。

Photo

このボロ家がなければオマケ軍団と出会うこともなく相変わらずの犬猫嫌いだったのだろうし、そうすると彼らは今頃どうなっていたのだろうかと考えてしまう。自身に関しても色々と思う節もあるが、この3年で俗気は消されモノへの価値観そして生活そのものがガラリと変わったようだ。小金には困らなかったマンション生活も良かったがオマケ軍団とぐうたらする日々を過ごすのもまた良いものである。それにしても飲み屋のネエちゃんとは違い我が家の「はなこ」嬢はどれだけ観ても飽きないものだ。

Photo_3

Photo_4

Photo_5

Photo_6

(黄色の蝶と遊ぶはなこ)


人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村

2011年10月20日 (木)

秋風

10月12日(水)晴れ 気温23度 最低気温12.1度

秋もだいぶ深まったようで、狭い庭のすみに申し訳なく植えてある楓がようやく赤く染まりだし、鼻先を近づけるスパイクは申し訳なく秋を和んだりしている。どこにでもありそうで決して見当たらない我が家ならではの情景を肴に、まだ陽がある内から少しばかりの酒を楽しんでいる。こうして楽しめるのも元気あっての賜物であろうし軍団からも日々、元気玉を与えられている気がしてならない。

Photo_6

Haa

Photo_7


毎日というのは、どこにいても普通に過ぎていくが、時間の経過だけは歳ごとに加速している感じがする。春が訪れたと思えば、あっという間に夏が来て今はもう収穫の秋である。いつものように我が家に収穫という縁はないにしろ、この生活を始め早くも3度目の秋を迎えたのかと驚いている。小さくとも庭というものがあれば四季それぞれの仕事が付いてまわるものだ。これから冬支度の準備も考えなくてはならないのだが、「はなこ」という存在で仕事への手間が数倍増すことだけはすでに計り知れているわけだ。どうせならキャットタワーな感じにしよか。

Photo

それにしても今日は心地よい秋日和だ。オマケ軍団も秋風のなか楽しめたようである。平凡なる我が家の想い出とは、まるで無駄にめくられる本のページのように、この先もどんどん蓄積していくのだろう‥。

10月17日(月)曇り 気温23度 最低気温14.7度

今年の夏は猛烈に暑かったので、そのぶん冬が早くやってくるのではないだろうか、暑さも苦手だがこの歳になると寒さはもっと苦手になってきているようで、そろそろ冬のことなど考えつつ雪の中の散歩を思い起こせば深い溜め息が漏れる。

Photo_5


目が覚めた時、家の中に誰も居なく物音ひとつない。それがそれほど寂しいことでもなく、かえって独りでいる方が気楽なものだった。夏は真冬のように冬は真夏のような部屋で過ごしていたものである。家庭があったら自分勝手には出来なかっただろう。好きな時に好きなことをし誰に気兼ねすることもない、自分のことだけ考えていれば良かった‥。
人はそうそう簡単に変われるモノでないと思っていたが、そんなこともないようである。ヘドニズム的だったオトコがオマケ軍団と共にしたのち、ひとりぼっちでは寝られないウブなオッサンに成り下がってしまったのだから‥。


Photo_4

家庭らしさでもないが、多少なりとも家族持ちの心境が理解出来るようになったのではないかと思い込んでいる。



人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村

2011年11月 5日 (土)

景観

10月29日(土) 晴れ 気温21度

秋風薫る晴れた日は縁側のガラス戸を開け放って、ついでに座敷の障子も押しひろげ畳の上にでんと寝そべっていたいものだが、我が家の塀など簡単に飛び越えそうな「はなちゃんジャンプ」を見せつけられては落ち落ち寝てはいられない。そうでなくとも何にでも興味をいだく年頃の「はなこ」なんて、やたら危なげな行動ばかりする。いっそ主人を見習って酔いつぶれてくれていた方が安心なのだが、酔えば酔ったで酒グセが悪そうな気もする猫である。

Hanakosann

紅葉の秋といっても我が家の中庭にオマケ軍団の姿がなかったとすれば、肌寒い季節が近づいたとしか感じれない狭いただの庭でしかなかった気がする。この空間で遊び呆ける彼らの素振りは我が家の小さな劇場だと言ってみてもおかしくない。今日も「はなこ」と紋次郞の珍劇場が無料で見られたことへ感謝する。

Photo

Tyu

Photo_2

Photo_3


10月31日(月) 晴れのち曇り 気温22度

たいがい夢中になったことがあっても初めの情熱が冷めると面倒な後に臭みが付いてしまう。情熱があるうちは勢いもよく楽しいものだが、いったん冷めてみると面倒くさいと裏返る。持続力が無いとかではなく飽きが早い男なのではなかろうかと善意に解釈しながら酒をあおり自尊心を保っている。ただ趣味として永く続けていきたいモノ作りにまで手をつけなくなっていることへ、これでは「あかん」と思いつつ、明日から開かれる創作人形展のホームページに目が止まり、大阪まで出掛けようかと迷う次第。もちろん日帰りが前提である。

Photo_9

オマケ軍団と生活して長旅などあったものでなく、正確にいえばボロ家に住みついてから遠出などしていない。朝一番の電車に乗り午前には目的の心斎橋へ到着する予定、午後7時には帰宅するつもりでいる。留守中はもっとも信頼できる知人の中年太りがオマケ軍団の世話をしてくれるという有り難い返事を貰い受け、たぶん安心してもいいだろうという半信半疑なる不安定な気分で前夜を過ごしている。

本音からすれば鶴橋あたりで一杯ひっかけてから帰りたいものだが‥、そうもなるまい。
はたして空き巣の番も出来ないオマケ軍団と、今月初めに狭心症にて心臓カテーテルを終えたばかりの知人に留守を任せて優雅な旅が出来るだろうか‥

Photo_8


11月2日(水) 晴れ 気温26.2度

留守中の北陸の気温は20.5度、大阪は25.5度と半袖シャツ一枚でも十分な暑さだった。予定通りの時刻には帰宅し留守中の無事を確認すると、ようやく気分が晴れたように思えた。遠出までして食ったモノといえば立ち食いソバとたこ焼きだけ、普段の食事の方がちょっとだけマシな気もする。必要以上の人混みと展示会での刺激や収穫はそれなりにあったが、オマケ軍団を残していったことへの刺激の方が強く感じていたのが本音である。

Photo_10


11月4日(金) 晴れ 気温22度

いつの間にか日脚がめっきり短くなり、あっという間に夕暮れになってしまう。さいわい晴天が続いているので日中折を見てはその辺をふらふら犬と歩いたりしているが、気を引くような出来事もなければそのような気配もない。犬と歩けば棒に当たるという話しも「うさん臭い」もので、当たるとすればクサイクの用足し後の始末袋ぐらいなものでしかない。

Photo_6

散歩からの帰宅へのコースに差し掛かれば、毎回つまらなそうな表情に変化するスパイクとは打って変わり、紋次郞と「はなこ」は玄関を開けるなり大はしゃぎする様子が見られる。スパイクは水飲み場へ直行するも紋次郞と「はなこ」は階段やら廊下やらをドタドタ走り回って喜び勇むのがお決まりとなっている。時折、勢いづいてケンカになる二匹ネコではあるが勝敗といえば、これまた「はなこ」に軍配が上がる始末で、男ならではの女々しさというものを秘めながら、気がつけば昼寝の時間となるのも日々の日課。

Photo_5



人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村

2011年11月22日 (火)

妙齢 

二つの鈴の音が徐々に激しくなる。あたりを駆け廻っているのが目を開けなくとも様子は分かる。次に何をするのかも見当がつくようにまでなった。毎度のことなのだから―。

11月15日(火)曇り時々雨 気温12度
夜はオマケ軍団と同じ頃に寝床につくが、遅くても朝の6時半前にもなると二匹分の肉球が顔を踏んでいかれる。とにかく寝ている主人を起こすことから彼らの一日は始まるのだが、もう少し違った芸にしてもらいたいものだ。春先頃までは健気に顔を舐めたり、頭を肉球でつついて合図する程度だったものの、そのプニプニ感が返って心地よく、ついつい二度寝してしまうことが何度かあった。それから方法がいくどか変えられ今に至るわけである。

―午前―
今年の寒気は思うより早くやって来そうで、まだ冬に間があるというのに庭師の姿があちらこちらで見受けられる。隣家の広い庭も今日中には雪囲いが終わりそうだ。頃合いをみて我が家も冬支度をしなくてはならないが、庭木より母屋の方がどうみても心配だろうと眺めるばかり、不意に冬将軍のことを心配するようにもなれば、いよいよ年暮れかと一年を振り返ったりするのもなんら不思議ではない。にわかに芽生えたかと思えてた「芸術の秋」は今年も単に酔ったオヤジの妄想でしかなかったかのように過ぎ去っていく気配である。

Photo_11

Photo_5

Photo_4

―午後―
昨夜、晩酌をしながらテレビをつけてみると、妖怪人間ふしゃふしゃやらがはいっていた。このごろ懐かしいアニメの実写化が流行っているようだが、あまりこの手は観ていない。それなりにちゃんと見られる作品だったのはたしか‥。

Photo

―晩酌中―
一年を通して四季の流れが早く感じたりするのとは異なり、オマケ軍団と過ごした時間だけがとても長く感じてしまうのも可笑しなところである。そういえば去年の今日は「はなこ」の影がまだ無かったのかと思うと、時の感覚にますます不思議を覚える。この寒い時期に捨てられたのも彼女の運命、その経緯があって我が家の申し子になったのも運命だと思う。オマケ軍団は実の子のように思っている。『子のように』と言っても、子を育てたことのない男はそれ以上のことを語る権限もない。ただ、どこぞの本から得た言葉を借りれば、「自分への遠いところからの賜りもの」、そんな気分である。

Photo_9


「はなこ」
Dsc_0232_3
―23.8.18撮影― 眠くなると赤子のような顔になる

Photo_6
―23.11.03撮影― 刺激が強い画像のため一部モザイク処理

Photo_7


11月21日(月) 雨 気温8度 

とうとう冬がやって来たかと思わせるほどの寒い午前となる。見返りを求める名犬スパイクは朝から散歩の要求が絶えない。年々図々しさに磨きがかかってきている感じで、寒いというのに散歩要求にピリオドなどない。こうしている間も、作りあげた可愛げな仕草のなか計算された毒々しさを横合いから見え隠れさせている。6歳とも成れば犬もオバ半なのだろう。実に見事なものである。

2308_19


午後にでも庭師に成り済まし庭木の手入れでもしようかと思っているが、こんな昼行灯な性格では、おおよそ今日中にやろうと思うことが明日になってしまい、明日にしようと思った瞬間に当てがなくなるのである。歳を取るということは理屈をこくことが上手くなるようで、ものごとの後先にちゃんと言い訳をつけるようになったのが素晴らしく都合いい。

Dsc_0554


人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村

2011年12月11日 (日)

洒脱

12月7日(水) 曇りのち雨 気温7度前後


時計を見ると、あと数分で今日も終わろうとしている。めずらしく酒を抜いたからなのだろう、久しぶりに遅くまで起きている。起きているのはいいが、これだと朝まで眠れない気がするので、キッチンへと出向き寝酒にと人肌つけてきたところである。師走の真夜中、静かな部屋でコタツにつかりながら、ぬる燗をちびりちびりと呑む中年の姿を想像すると、いかにも寂しい絵柄が浮かぶものだが、そうでもなく案外気楽で心地いい。ほんの数年前まで当たり前のように朝まで呑んでいたことを思いだしながら、今の生活感が性に合っているのかと、なまじ自身を疑ってみたりする。この頃、自分の本音と本性がどうなのかワケワカメな時があるのも本当のところ‥。そう頭の中で思い違いをしているうちに、どうやら日付も変わったようである。

―12月8日(木) 真夜中のほろ酔い、雨音だけが聞こえている。
ふと、コタツの中の空気が動いたかと思えば、ふくらはぎに温かなうぶ毛がこすりつけられた。毛ざわりからして「はなこ」だとすぐに分かる。猫と暮らしてから二度目の冬を迎えようとしていることを考えれば、やはり今の生活感が幸せなのだと思い返す。その毛の暖かさと柔らかさ、丸さといい、すっかり猫に愛着を抱いてしまったようだ。12月8日は「はなこ」が我が家に来た日にちにあたる。初対面だというのに、怖がらず、人見知りもせず、しかもひとことの礼も述べなかったというのに、きちんと両手を揃える挨拶だけは心得ていたようだ。小さくて鳴こうと一生懸命になっても声すら出なかった。そんな未熟児な仔猫が、なんと立派なものになったのだろうかと思うと急に胸が熱くなり、もう一杯だけ呑もうかと迷いだしている。

221210_1hanako

De
去年12月の日記(クリック)


今、写真を見返してみると、やっぱりデブに成ってしまっているのがはっきりと理解できた。紋次郞も小さかったが、「はなこ」はそれよりまだ小さく、骨に毛が生えているようにも見える激やせぶりで何より目やにとネコ風邪がひどく、しばらく目も離せないほど心配させてくれた捨て猫だった。初めてエサを与えた時のことをはっきりと記憶しているが、あれは本当に酷い食い方でたまげたものだった。野生というより野獣のようで、その必死に食いつく表情にスパイクと紋次郞が腰を引いた様子が伺えれた。気を利かせたのかどうなのかは分からない、紋次郞はその時、エサをほとんど食べず残したものである。なかなか男らしいオカマだと今さらながら思えてならない。ただ、残したエサをすかさず食ったのはスパイクだと紋次郞は今も知らないわけだ。

Photo_3

それらの思いからオマケ軍団には食うことだけには満足させているつもりでいる。それが彼らをデブセンに変えたのかと思えば、後悔先に立たずだとしか言えない。 
種々の出来事を含んだ季節の移ろいとオマケ軍団は切り離せないものである。古屋の気配がひといきに生まれ変わったのも彼らの存在あってに違いない。12月に「はなこ」を迎え入れ一年が経った。毎日が平凡だと思いながらも、いろいろな出来事があった気もする。家の火事騒動、日帰り旅行、決して遠くに出掛けたり新たなことが出来たわけではなかったが、いつもオマケ軍団が中心に思えた年だった。この小さな家族との暮らしは、だんだん当たり前に成ってきているようでもあるが、失うべきでない大切なものだということを忘れてはならないと思うばかりである。
‥完全に酔っている。そろそろ寝ようかと思っていたが、今しがた紋次郞が膝上に座り込んできた。もう少し呑んでいようか‥。

12月9日(金)雨のち晴れ、朝方、初雪となる。最高気温6.9 最低気温1.4

Omake


今年こそと意気込んでみた日記もふたを開ければ間が空くばかり、せいぜい昨夜のように酔いながら、つまらぬことを書くことしか出来ないように思える。布団の中で凍える寒さを感じていたかと思えば、今朝、初雪が降っていたようである。瞬時、スパイクと目が合うもすぐにそらしてみる。しかし、時すでに遅しと言わんばかりの火花散る散歩光線をまともに受けた朝を迎えてしまった。

今年の夏に新たに買ったこのノートパソコンも、日中は「はなこ」の座布団がわりになっているような状態で、パソコンひとつ開くにしても気苦労している。いない合間を見計らいこうしてキーボードを打っているわけだが、十中八九、そろそろ猫じゃらしを銜えやってくることだろう。女の感とでも言うべきか、「はなこ」のアンテナはずば抜けて鋭いのである。


日記とかと言っているが考えてみれば日記ほど相性の悪いものはなかった気がする。小学校の頃、夏休みの宿題で日記を書くことになっていたが、書かなくてはと考えれば考えるほど文が浮かばないものだった。日付と天気、あとは何時に起きたということぐらいなものである。ただでさえ国語力が無いというのに書きたいようなことも無かった。案外、日記というものは本当に嫌なことや恥ずかしいことは書けないのかもしれない。不向きではあるが、こうして間が空きながらも書いている今を思えば、これもまたオマケ軍団に楽しさと書く素材を貰っているからなのだろうか。はずかしくも、そう言葉として残しておきたいのである。「ありがとう」

2212092
平成22年12月09日 (紋と「はな」の初の争い

Photo_4

本来、この日が誕生日ではないにしろ、我が家に来た「はなこ」にとって記念すべき誕生日にあたる。ただ毎回ながら思うに、ケーキにつけるネーミングを注文するのが、、、はずかしい‥。



人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村

2011年12月31日 (土)

他出/絆 

12月23日(金)曇りのち粉雪散る 気温2.5 最低気温0.5

冷たい風が頬を撫でる寒さはなにも外気ばかりではなく、木造二階建てボロ家内も似たところである。これからの寒い季節、暖房にもなる犬猫、そしてモモヒキは欠かせない。先日から雪が散らつく前に年末の買い出しを済ませたいと思っていたが、なかなか重い腰は上がらず軽いサイフは開かずラチがあかない。今日になり散らつきだした雪を見てやっとのことで出掛ける準備をし始めるが、やわやわとしているうちに昼も遠にすぎてしまった。さて、出掛けようかと立ち上がれば表情も変えずそそくさと紋次郞に知らせに行く「はなこ」をよそ目に、それが彼女の役割だったのかと今さら思い知る。

ごくごく普通に見送りしてくれるようなら気も楽だが、出掛けに「すぐ帰ってくる‥」、そう語ってみても、濁りのない瞳でひたと見つめてくる三匹である。語らずして目でものを言う寂しげな表情というのもいかがなものか。遊び好きなオトコを家屋に封じ込めるには見事すぎる攻防のようで、忘年会の誘いもすでに4件ほど断りを入れている。これもまた難儀なものである。ドラマ家政婦のミタのように『かしこまりました』とひとつ返事をしてくれれば、ちょいと飲み屋にも立ち寄れるというものだが‥。

Photo

―午後3時―
出掛けに玄関の鍵を閉め外に出れば粗末なスクリーンのように玄関先の長細い曇りガラスから三匹の像がぼんやりと映し出された。トイレに入っても風呂に入っても出てくるまでじっとドアの前でうずくまって待っているのが紋次郞という長男である。きっと外出している間もそうなのだろうと思うと、後ろ髪を引かれるような思いになる。日が経つにつれ深まる一方の蜜月に、いつか来るペットロスが心配でならない。

Photo_6

━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━

12月24日(土) 曇りのち綿雪 気温6 最低気温-1,7

空には灰色の分厚い雲が垂れ込めている。昼間だけあって電気をつけるほど暗すぎるわけではないが、本を読むのに適した明るさとは言い難い。このごろ老眼が入ったようで部屋がちょっと薄暗いと文字が読みづらい。子供の頃から視力が良かったので字がぼやけるという感覚を理解しきれなかった。メガネには縁もなく使ったとすればレイバンのサングラス、もしくはせいぜい色メガネで人を見るぐらいのことだったろうか。
いよいよ年の瀬もおしつまり世間ではクリスマス一色ではあるが、我が家はスパイクの記念日として祝いをあげながら酔い崩れる日となっている。
平成20年12月24日(水)晴れのち曇、あの日から3年が経ったと言うことは、楽しくも辛くもあった散歩をそれだけこなしたと言い換えも出来るわけだが、これから訪れる厳しい冬道のことを想像すると逃げたくもなる。

Photo

Photo_4

Photo_5


―PM3:45―
夕方より風呂に入る。浴槽からの音に反応し紋次郞がヒョコヒョコとやってきた。風呂場の引き戸がわずかに開いていればいつかしら隙間を抜け湯船に引いてある風呂蓋の上に乗っかってくる。湯船に腰をおろし脚を伸ばし、ちょうど目の高さに紋次郞が見渡せるよう湯に浸かる。湯船の半分にフタをひいたままにしているのは紋次郞が座れるようにとの工作である。子供の頃からカラスの行水で名を上げていたオトコが、こうして長風呂を楽しめるようになったのも紋次郞という番台が訪れたからだろう。

Photo
(去年の夏の写真:我が家に来て、ひと月が経った頃だったろう)

12月31日(土) 快晴 

―PM6:45―
今年も残すところと残った金もあとわずか、正月ぐらいは豪勢にと思ったのがあやまちで、後先も考えず買いあさってしまったようで懐がやけに涼しい。まあ新たな年を迎えるにあたってケチケチすることも無いのでクヨクヨだけしている。今年最後の時間も無事にオマケ軍団と過ごせたことを思えば嬉しいかぎりである。今夜は盛大にオマケ軍団と忘年会、何だかんだと色々あったような無かったようなしっくりもしない年ではあったが、家族全員が健康で居られたということは幸福だということだろう。手打ちそばならぬ手抜きそばの用意も出来た。あとは湯を注ぐだけである。それでは‥。


人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村



ブログネタ: お酒は家飲み派? 外飲み派?参加数

2012年1月10日 (火)

いぶし銀

平成24年 元旦(日) 曇り 最高気温8.9 最低気温0.1

深夜零時を過ぎれば目の前に走る環状線も静かなもので何の気配も感じられない。数分前に除夜の鐘も鳴り終わりオマケ軍団はコタツから小さな頭だけを出し、やんわりくつろいでいる。めでたい日ではあるが昨日と見分けがつかないくらいよく似た感覚に、いまひとつ正月という実感がわいてこない。大人になるにつれ物事への新鮮味がなくなったというのもあるが、便利な世の中になるにしたがい情緒がなくなっているような気がする。昨日と違うのは年が変わったことと新聞がやけに分厚いというぐらいなものだろうか。そういえば「はなこ」も分厚くなってきている。女子というのは年を追うごとにそうなっていくものと聞いたことがあるが間違いなさそうでもある。


Photo_6


Photo_4


新年を迎え笑みを浮かべながら届いた年賀状を読んだのもつかの間、光熱費が2万円を超えている請求書を目にし絶句する。初夢はまだ見ていないものの、先に悪夢を見たような初朝の雑煮はやけにしょっぱく感じた。コタツの中ではスパイクと「はなこ」が女子らしからぬ無防備な格好で爆睡、隣部屋のホットカーペットの上では道楽者のように大の字で紋次郞が寝そべっている。今年の抱負は『無駄をはぶいて切り詰める』、ちょっと可哀相な気もするが寝床場所は電源を落とさせていただく。出来る限り自家発電よろしく。電気代節約のため早めに祝い酒を呑んで寝るつもりでいる。無駄酒は止め昼過ぎよりヤケ酒に切り替えようとしている代表取乱れ役の決意でもある。

Photo_10

1月9日(月)晴れのち曇り 最高気温6.6 最低気温0.3

家の裏にささやかだが日当たりのいい小庭があり、夜になればそこから月が見える。今日は満月のはずだが空が曇って月影は見えようとしない。ここに越して4度目の冬を迎え、ようやく安堵する家になってきたような感じがする。ここは古い建物なので立て付けが悪い。ギィッときしむドアもあれば全開にならない引き戸もある。気が向いた時に自己流で直してみたりはするが、犬猫がつけた爪あとは残している。柱に刻まれた二本のキズは去年の夏に紋次郞が初めてつけたものだ。かがみこみ抱き上げた時に驚いて胸元から逃げようとした時に残されたものである。和室の障子戸に残された数本の線は「はなこ」が今のように上手に引き戸を開けられなかった時につけたものだ。決して爪研ぎとして壁や柱にキズをつけることはいまだにない。罪もないざれごとでついたひとつひとつのキズはオマケ軍団との想い出の年輪としてボロ家にこれからも刻まるのだろう。そして気がついた頃には犬猫に飼われたくそじじぃになっているような気がする。

Photo



人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村

2012年3月 5日 (月)

遊惰(ゆうだ)

3月1日(木) 晴れのち曇り 最高気温8.6 最低気温-0.9

Dsc_0178


何日も降った雪のあとに洗われたように澄んだ青空が広がるということが繰り返されるようになったこの頃、中庭に積もっていた雪もずいぶん浅くなり春の気配もそろそろかと感じられることにホッとしている。冬の北陸に雪はつきものとはいえ、この二月中の大雪を体験してしまうと去年の豪雪が小雪にしか思えないのもしかたない。朝から降りつづく雪の中で終わりのないような除雪をはじめると昼はとうに過ぎてしまい、夕刻間近にもなれば酔ったように足腰がひょろけ、いいオヤジからいいじじぃに変移している。ただの雪かきだというのに何かを成し遂げたかのような錯覚と久しぶりに味わう筋肉痛が鈍った一部を刺激し自己満足に浸っているような気分にもなる。それでいて温燗のひと口ひと口が旨くて堪らなくもなるのだが、二合のとっくりを空ける前に眠くなるという日夜を過ごしているうちに書き続けると決めていた日記も捨て置くまま日々が過ぎていったようである。

先ほどから爪切りと爪研ぎが嫌いな「はなこ」が膝の上で必死に自分の爪を噛んで引き抜こうとしている。初めて目にした時は驚いたものだが、今となっては見慣れた情景のひとつでもある。踏ん張る顔つきはどう見てもオンナを捨てきったようなオゾロジイ表情なのだが、捨てなくともオンナとは元々裏表があるものだと思い出した。

一月中旬から二月にかけての微かな記憶がすり替わらないうちに書き残せることは書き残すつもりでいるのだが、早くも細かいことはさっぱり忘れている。記憶力とサイフの薄さは相変わらずの自慢でもあり、今年も引き続きそうな気配が漂う。

2月×日…雪

オマケ軍団とオッサンの気の抜けたような正月が過ぎたと思ったら、近所周辺の除雪作業にひとり追われている。高齢者ばかりのせいもあり誰も共用通路まで除雪していないという有り様。致し方ないところもあるが正直ネコの手も借りたい心境である。肝心な時に調子が悪くなった除雪機に「役立たずめ!」と悪態をつくも、そのまま自身に跳ね返ったように思えてならない。スコップだけの手作業に追われ両手のひらは肉球ならぬタコ球だらけ、これがネコの手を借りるということわざなのか‥。

Dsc_0163

今日はスパイクとケンカをした日でもある。雪道すら見当たらない道を歩くほど気力もなく、スパイクの散歩が二歩、一歩と減っていったことに申し訳ないという気持ちはあるにせよ、明らかに不満を出しまくる態度にとうとう切れてしまう。謝るまで許さんという頑固さは両者似たところがあるので、ちょっとやっかいでもあるが態度をあらためるまでゆるさんつもりでいる。

Photo

2月×日…雪
前日の疲れが抜けきらないまま朝を迎えることが多くなり、ふとんにしがみついて離れられない。耳元で鳴く「はなこ」の可愛いらしい鳴き声が徐々に怪獣の叫びに変わるころ、紋次郞もカギシッポで頬を往復ビンタしてくるという朝ならではの風景、去年から何度か違う起こし方をあみ出しているようではあるが、どれもスッキリ目覚めたためしはない。この家に目覚ましが無いのも軍団の規則正しい『有りがた迷惑』があるからである。

なにも朝起きたところからこうして書き始めることもないが、日記だろうが手記だろうが平凡生活の一日分など多くて二、三行、たいがい『昨日と変わらずじまい』と、短文な単文で済ませられる事柄ばかりである。今のところ昨日と違うのは下着と上着ぐらい、ジーパンは昨日と変わらずじまい。こう無駄なことしか浮かばないのは小学の頃から何ら変わらず、いい加減に変わったことも書かなくてはと考え探すうちに眠くなるパターンが多い。
スパイクは相変わらず不貞不貞しい目つきで「はやく謝れ」という感じ。一番の犠牲者は紋次郞と「はなこ」なのだろうが、こちらから謝るつもりなど更々ない。とりあえず軍団に朝飯を与えると、ちょっとだけよの散歩だけは済ませさっさと除雪に取り掛かる。
そういえば、この日より紋次郞が寝床の中に入らなくなってしまった。男と床を共することに抵抗があるのだろうか。そんなことはないのだろうが、少なくとも偶然ではない必然的なものがあるのだろうが、あえて深く考えないことにする。


Photo_2

2月×日…今日も雪

スパイクは一日のほとんどをコタツの中で過ごしている。かわりに雪と遊ぶのが好きな「はなこ」は庭先に出たがってしかたがない。知れば知るほどスパイクと「はなこ」に犬猫の真逆さを感じている。昼を過ぎれば決まりごとに成ろうとしている「はなこ」の遊び時間がやってくる。お気に入りのピンクの猫じゃらしを銜えこんでパソコンの上にポトリと落とすのが彼女の合図である。面倒な時はそれを遠くに投げ捨てたりするが、それを銜え持ってくることを何度と繰り返す。気がつけばこちらのほうが遊ばれてしまっていることがほとんどのようだ。

決してスパイクに意地悪をしたつもりでないが、昼過ぎに「はなこ」に好物のカツオのオヤツを上げたところ、食わずに銜えてスパイクのところへ持って行く姿を見てしまった。ネコにそんなところがあるのかと驚く反面、大人げなくも涙ぐんでしまう。これにてケンカ事も終了。

午後になりネットオークションで安く落とした除雪機が届いた。数打ち当たるかとの予測が適中しすぎて、どれも購入することになり、まあ~高ついてしまったこと。

Dsc_0169



人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村

2012年3月27日 (火)

折節

3月25日(日)雪のち曇り

 

そろそろ冬も終わりだろうか。早いものでマンションからこなボロ家に移住し五年近くになるのか。

不満もたしかにあるんだけど、この生活環境で多くの学びや気づきがあった。家や庭、家族、世話をするということ、そして癒やされるという気持ち。毎日が当たり前のように過ぎてるんだけどなんとなく新鮮で自然に楽しい。刺激的なことはあまりない暮らしだけれど達成感とかとはまた違う清々しい気分が味わえてるのよ。

 

Photo
3月12日(月)雪 最高気温6.3 最低気温-0.2

 

一階に降りようとした際に階段下にいた紋次郞に声を掛けると、甘え声を漏らしながら一目散に駆け上がってきた。しばらく全身をさすってやると目を細めゴロンと腹ばいになって甘えだす。それに満足すると少し離れたところに移動して呼んでもらうのをひたすら待つ。我が家いちばんの甘えん坊は紋次郎だよね。

 

Photo_2

 

 

3月21日(水)晴れ 最高気温9.7 最低気温-0.1                        

肉球がキーボードのCtrlキーを踏んだようで画面をスクロールさせようとマウスのホイールを回すと表示が拡大・縮小する。視力低下がめざましいオサンには重宝しそうな新発見である。ついでにShiftキーを押しながらマウスのホイールを回したら前のページに戻るじゃあ~りませんか。

はなこ先生!!ありがとう。

 

 

 

Photo_3

 

 

 

 

 

 

 

Photo

 

 

 

 

 

Photo_2

 

 

 

 


人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村

 

2012年8月 1日 (水)

変節

Dsc_0335

玄関先に植えた紫陽花(あじさい)が今年も花を咲かせた。
入梅に開花し雨に濡れながら少しずつ色を変え梅雨明けには花仕舞いしていく。けなげに色を失っても花びらを散らさずにいる紫陽花を見ていると何かにじっと耐えているように感じてしまう。

 ―5月―

春過ぎから近辺が騒がしい。ここへ引っ越してきたばかりの頃、「環状線が通る以前は、ここらいちめんが田んぼばっかりでなぁ、わしが最初にこの場所に家を建てたんだ‥」と、気さくに昔話をして笑っていたS氏がゴールデンウィーク中に亡くなられた。葬儀も終えた明くる日の夜、S氏宅の前を横切ったところ、何となくそこにいるような気を感じたので軽く最後の会釈をして通り過ぎる。今思えば朝早くからいつも門前にたたずんでいたS氏の残影が頭の片隅に浮かんでいただけなのかもしれない。暗い夜道だったからといって人がいう怖いという印象とはまったく違うものを感じていた。

帰宅するにあたって玄関の扉を開けると、いっせいに尾を振って嬉しそうに迎えてくれるオマケ軍団の姿に顔がほころんでしまう。外に出れば良いこともあるが嫌なこともある。昔は酒でまぎらわしたものだが、今は扉を開けるだけで気が楽になっている。

Photo


 ―6月―

去年より両指の力が入らないと言っていた母を大学病院へと検査入院させたのが六月の中日あたりで、その間に三件隣のKu-soじじいも脳梗塞で緊急入院、高齢者とその家族が住む我が家の隣接は穏やかな環境のように思えていたが、不幸は意外にも相次いでいる。数日してまた救急車が近辺で止まった。運ばれたのはS氏の娘だった。数時間前に普通に話をした直後だったということもあり、急性心筋梗塞で意識不明だと耳にし愕然とする。

6月16日(土)くもり 気温28度

Photo_4


我が家に紋次郞が来て今日で二年が経った。オマケ軍団は言葉を覚えたように鳴き声を変え話しかけてくる。「はなこ」は庭でスパイクと一緒に遊びほうけている。このところ外出することが多くなってから、紋次郞が側から離れなくなった。仔猫の頃から風呂もトイレも一緒に付いてまわる猫だったがあまりにも甘えてくるので、ある意味心配している。庭に放っても「はなこ」やスパイクとは違い私の足下からなかなか動こうとしない。あるていど外気に慣れてくればようやく遊びだしたりもするが、こちらの方ばかりを気にしている様子である。‥やはり同性愛か? 
まあ、何であれ乾杯。

Photo_3


「ごはん」が欲しい時には「おにゃ~ん」と鳴く。忙しく手が離せない時など彼らの要求をつい無視してしまうが、ポンポンとやわらかな肉球で叩いてくる紋次郞の振る舞いに何時も遣られてしまう。何ともカワイイ風景と、遠目でヨダレを垂らしているスパイクのキモコワイ風景がいつも重なる。

6月28日(木)

二週間におよんだ母の検査入院も終わり退院に向けて主治医に、とある一室へと案内させられる。指のしびれ以外は必要以上に健康な母はストレスもしくは神経痛だとしか考えていなかっただろう。これまでも外科、内科と病院を数々と変えながら色々な診療をしてみたが、それといった診断はまったく下されなかったのだから、私自身も安易な考えしか浮かばなかったものだ。


(診断結果)

病名=『ALS』(筋萎縮性側索硬化症)と告げられる。

発病から心の臓が停止するまでにあたっての話が二十分足らずで説明された。
「この病気は約十万人に一人か二人の難病指定されているものです。おおよそ半年から一年ほどで物が食べれなくなり話せなくなります。まず寝たきりになることは覚悟して下さい。余命は早くて半年、おおよそ、二、三年ぐらいだと思ってかまいません。ただ人工呼吸器をつけない場合であって、装着すれば何年かは生き延びれます。しかし本人は話すことも出来ず全身も眼球も動かすことが出来なくなってしまうため、辛い思いをすることになります。この病気は麻痺してしまうというのではなく筋肉だけが減少していくので、普通に痛いとか痒いとかを感じられるのです。それを相手に意思表示することが出来ない苦しさが生じます。また介護も老人介護とは異なり想像以上に困難なものとなるでしょう。胃ろう、人工呼吸器については十分に話合って下さい。一度この呼吸器の選択をしてしまえば外すことは出来ません。それをしてしまうと殺人罪になってしまいます。装着率は7対3の割合で本人及び家族との話し合いで「延命治療」をしない方が多少多いのが現実です。ただしそのどちらを選択しても辛いことになるでしょう。やがて訪れる状況で人工呼吸器をつけないにしても本人は眠っている状態なので安らかなものです。またそれ以前に肺炎になってしまう可能性もおおいにありえますので、その辺も今後の通院の中で説明していこうと思っています。治療法は今のところまったくありません。ただ進行を遅らせるといわれる薬は飲ませようと考えています。これは高額なもので一粒4000円ほどします。それを一日朝晩二錠飲んでもらうことになります。最初に説明しておきますが、これを飲んだからといって進行がどれだけ遅らせるかと言えば人それぞれではありますが、たいした結果にまで至りません。ひとつの救いがあるとすれば、私がヤブ医者でこの診断に誤りがあったということだけでしょうか。そうであることを願うだけです」

本人を目の前に平然と説明を続けていく主治医に対し、ただ呆然と聞き入る素振りをしていただけの時間だった気がする。帰宅してからも他人事のような気分が抜けきれず、しばらくはドラマの世界に入り込んでしまったようなとても不思議な気分で過ごしていた。医師からのあまりにも突発的な発言に込み上げてきた怒りを感じる時もあった。そうかといって誰もが言いにくいことを最初に母に話してくれたことに感謝したりもした。もう他人事でない、病気に対しそれを理解しようとあらゆる調べごともした。お陰である程度、文面的なことはわかった。だが何も知っていないのだろう、現実がこれから降ってくるまで‥。


この歳になると『祝い事』よりも『うれい事』のほうが多くなってきた。人は喜びは共有できるが苦しみや悲しみは、その根のところで共有できないものだと思っている。それが親子であっても私は思うことしか思えず、出来ることしかしてやれない。

病名に対し、そして親と子に関しての昔日な思いや他とは比べようのない複雑な環境と感情が交わってのこともあり、今後これらに関しては他のブログ日記を立ち上げ書いていこうと思う。

 6月29日(金)

一時は危篤にまでなったS氏の娘が後遺症もなく無事に退院してきた。私とよく似た年代なのだが、とてもパワーがあり若々しく見える。フランスに永く移住しパリコレのデザイナーをしていたらしいが、なぜか今は犬のブリーダーをしている。独り身のまま一風変わった生き方をしていると思ったりもするが、それはお互い様なのかもしれない。
今にして思えばS氏が亡くなってから日に日に気が抜けたようにぼんやりとし痩せこけていった夫人が、今回の娘の生死によってしっかりしだしたのだから、見えない働きかけが何処ぞからあったのかもしれない。‥と勝手に思っている。

Photo


 6月30日(土)

Photo_2


小さな裏庭の塀の向こうに男松と女松が植えてある日本庭がある。二階の窓を開ければまるで我が家の庭のように見えてしまい、オマケ軍団はボロ家のつづき庭だと思い眺めている。門から屋敷までには少し距離があり、緩やかに曲がりくねった小幅の道筋から池に跨がる石橋を渉り玄関口へと向かう。一見風流でオシャレな造りだが、老人二人で住むには不自由が多いらしい。冬は積雪により池と橋の区別がつかなくなり、雨の日は滑りやすく危険なうえ庭の手入れに金が掛かりすぎるという愚痴を何十回と聞かされたものである。昔はどこぞ高校の校長先生だったようで屋敷内の所々にワケワカメ本がギッシリと積み上げてある。それが去年の夏辺りからアルツハイマーになってしまい今のところ本人がワケワカメになっている。私の父もアルツになっていったが、周りが思うほど本人は不幸せでもなさそうだ。

ここの夫人の話を聞いていると自然に町内の知らない事情が得られた。今年の豪雪時期は一緒に雪掻きをしながら、春には朝夕と庭に水をまいている時間帯にここら住民の性格や秘話まで教えられた。一年を通しほぼ毎日のように話し相手にもなっていた夫人が、夜遅く他界したと聞かされたのは翌朝のことだった。晩年七十六歳、いつの間に入院していたのかも知らず夫人の本当の年齢も知らなかった。何でも話してくれた夫人だと思っていたが、言わなかったことがひとつふたつとあったということだ。そう言えば母も七十を過ぎたというのに年齢をごまかしたりしていた。ひとつふたつ、さばを読んだからといって何がかわるのだろうか、と思ってしまう。


当夜は日本酒を呑む。別に感傷的になっているのではないが、いささか苦い味がする。しかし勢いがつくと呑みすぎて記憶が飛んでいる。だから本当に苦く感じたかは定かでない。ここが自分のいい加減なところなのだが、かようなだらしのないところが自身の酒の長所だと思っている。
完璧にいようとしたばかりに思うようにならないことにすぐ腹を立てていた若い時代よりよほど生きやすい。


 7月31日(火) ―猛暑日―

201128_6


梅雨明けぐらいからだったか、いつものように「はなこ」がこちらへ寄り添ってくると紋次郞が嫉妬するようになった。毎朝きまったように「はなこ」はピンクの猫じゃらしを銜え目の前に来てはポトリと口から落とす。それを辺にポイと投げると、まるで犬のように銜え運んでくる。猫にしては奇妙な行動をするものだと階段下にまで放ってみたことがあったが、いつも以上に楽しげに、また自慢げに口に銜え目の前にまで運んでくる。夕方になれば決まってキーボードの上に猫座りをかまし、その真下にはピンクの猫じゃらしがちゃんと置かれている。余計なことはせず遊べと言わんばかりの態度だ。それが「はなこ」とのふざけた時間だった。いつも高台から遊び姿を眺めているだけだった紋次郞が明らかに邪魔をするようになった。それでも「はなこ」が甘えようとすると追い遣られそうになる。そんな状況が何度も続いたうちに、紋次郞の気づかない時にだけ寄り添うようになった。それにしても真夜中にそげな荒技で甘えなくても良かと思うのだが‥。 今朝の髪型はなかなかイマイチだぞっ。


Kedu


人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村


2013年3月 6日 (水)

分水嶺

道端の水溜りに薄く氷が張っているのを昔はよく見かけたものだが、今では土の道もほとんどなく、しばらく氷や霜柱の上を歩いたりしていないような気がする。朝ピリッとした空気に新鮮な何かを覚えた子供の頃とは違い、寒さへの防御とか鍋の材料とか、とかくロマンのないことばかりが頭の中をよぎっていくのは歳のせいだけなのだろうか‥。気がつけば秋は遠に過ぎ、もうじき冬も終わろうとしている。


Burog

2月28日(木)晴れ 気温13度

二十数年ぶりの旧友と酒を酌み交わした。仕事のこと、身体のこと、生活のことと限られた時間もあることから、互い荒削りな会話になってしまったが、若い頃とは違う穏やかな旨い酒が呑めた。

若者と飲むこともしばしあるが刺激というか何かが多すぎるのだろう、酒の味がとげとげしく感じたりする。
妙に声が大きかったり、熱く語ったり、時に説教されているような感覚に陥ることまである。おおよそ話の内容じたいについていけないからなのだろうが、どうも思うような酒が味わえない。たぶん若い時代の自分もそうだったのだろう。ともかく、いい気分で呑めるということは嬉しいものである。このような気分になれるのは最近になってからかもしれない。これから先、味深い酒が呑める、そんな予感がしている。

また友と酒を交わすことを約束している。その日が楽しみでしかたない。

Photo


― 2月28日 (夜分) ―

夜の十時半をまわったところ、時代劇を観ながら残り酒を呑んで酔いつぶれかかっている。

2_3


いつまでも子猫であってほしいという願望を追い越して体型だけは容赦なく成長しているように思える。うちに来た当初の「はなこ」は食い意地が汚く、むやみにガツガツしていた。しかし不思議なものでこの粗野な食い物に対する本能はいつとなしに良い方へと向上し、あのあまりに見苦しかった食欲もだんだん尋常になっていった。振る舞いもいくらかおっとりとしてきたが、それでも生まれもった無骨さはそう容易には消えそうもない。そのつど必要な量だけを何度かに分けて食べる紋次郞のエサを、誰もが気づかぬうちに平らげる「はなこ」の食欲はいまだ健在である。

5

2013年4月30日 (火)

回想

4月11日(木)

Photo_8


春の朝のささやかな寒気は嫌いではない。朝はいつも縁側で寝起きのタバコを一本吸いコーヒーを飲むのが日課になっている。オマケ軍団が来てからというもの屋内でタバコを吸うことがなくなった。おかげで部屋はヤニ臭くもなく火の気の心配も減ったが、冬場は妙に惨めに思えたりするのである。我が家の中庭には小鳥が入り込んでくることがよくあり、今朝も一羽の小鳥が庭石の上にいるのを見かけた。なんという鳥か目をこらせば見分けられたのかもしれないが、老眼まじりのオヤジにそこまでする視力も好奇心もない。仔猫だった紋次郞が我が家に来たばかりの頃、庭に放って遊ばせていると塀の上から二羽のカラスが目を光らせていたことをふと思いだす。あの時のカラスは間違いなく小さな仔猫を標的にしていたに違いない。幸いにもスパイクが紋次郞のそばから離れずにいてくれたので案ずることもなかったが、内心ヒヤヒヤしていたのが本音である。この時のスパイクはとても頼もしく利口な番犬に思えたりもしたが、『この時だけ』の偶然であった。今思うとあれは最初で最後の奇跡、もしくはまぼろしでしかない。


Photo_2


――夕方から金澤まで足を運んだ。ひとりで電車に乗るなんて何年ぶりだろう? むかし何ひとつ言えないまま別れとなってしまった幼なじみと、地元の安いホルモン屋で逢う約束をしていた。幼年期を過ごしたアパートの向かいにあった小さな店だった。子供の視線から大人へとなったことで、ところどころの景色やそばにあった脇道が思っていた記憶より狭く小さなものに見えたことに多少の戸惑いはあったにせよ、何かが変わっていたということはなかった。違っていたことといえば住んでいた木造アパートが取り壊されていたのと、ワンパク坊主がオッサンの顔に変身していたことぐらいである。
小学2年になりクラス替えをしたばかりの春に県外へ転校した。前日までそんなことも知らず自身の耳に入ったのも当日の職員室でのこと、その数時間後には知らない土地へと向かうトラックの荷台の中で荷物と一緒にうずくまっていた。あれから30年、いや40年近くになるか‥。


ホルモン屋ののれんを潜ると座敷に座った。やはり日本人なのか座敷で飲むとうちとけるのが早い。四十数年も生きていればそれぞれに何らかの苦労話もあっただろうが、そんなことはどうでもよかった。すでに気持ちはあの時代、あの頃の少年へとタイムスリップし思い出話のみに花が咲いていった。もう忘れられているのだろうと思っていた自身の存在を事細かに記憶していてくれたことに胸を打たれると同時に、今さらながら素直になれる居場所を見つけられたことにうれしさを感じていた。


Photo_9

オマケ軍団がボロ家で待っていることもあり時間は限られていた。時間の流れは思う以上にはやく過ぎ、時計の針もいつのまにか10時をまわっていた。「そろそろか」と、帰る電車の時刻を気にしながら名残惜しむように店を後にする。数分歩けば町駅があった。その間の帰路はまわりの景色を見ることもなく地面ばかり見て歩いた。帰りの電車のなか、ぼんやりと窓に目をやった。暗闇を吸ったガラスは鏡となり自身の姿を映し出している。引っ越し、転校を繰り返してばかりの少年期を送っていた。心の中から否応なしに湧いてくる感情に振り回され、意思とは別に生まれてしまった心の傷がいくつも植えつけられていく瞬間を経験してきた。もっと早くに故郷へ行っていれば良かったのかもしれないが、それはどうも、若い時代において面汚しの行為をさまざましてきたせいか、人というものを信じれず生きた時代がながく、思うように出来なかったのである。そんなトラウマになっていた欠片のひとつが今日の出逢いで薄れていったのを実感していた。

帰宅すると軍団の影が玄関扉のスキガラスがら浮かび上がっていた。闇の中にひっそりとうずくまりながら待ちぼうけていたオマケ軍団のことを考えると、ただただ抱きしめてやりたくなった。冷えた体を抱けば肌に触れる毛の1本1本から迎えられている情感が広がっていく。何となく歳を喰ったせいか感情が高ぶりやすくなってきているのか、妙に今日は胸が熱くなる1日だったようである。番犬にはほど遠い先住犬と重力を無視した猫の動きに癒やされながら、この後、オマケ軍団と二次会をはじめた‥。

Photo_13


人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村

2013年5月16日 (木)

成否(せいひ)

5月16日(木) 曇り 

 

 

 

 

夜半か朝方間近なのか、まだ薄暗い部屋の中でうっすら目を開けると枕元に「はなこ」が座っている。もっと正確にいえば、こちらの頭は枕からすっかりずり落ちており、枕の上に平然と座り込んでいる「はなこ」が見える。昨夜の酒が抜けていないというのに細めて見つめる「はなこ」の目力は安らかな眠りに針を刺し淡い夢も瞬く間に断ち切ってくれる。目が合えば待ち焦がれていたように首をヒョコリと横にかしげ、か細く短い声で『ナァ』と鳴いてみせる。懐に入りたいのかと軽く布団を持ち上げ谷間を作ってやると小刻みに頭を縦に振りながらその中へと突きすすみ、脇とみぞおちのあいだで二度三度と体を回転させまつわるように寝そべる。
手のひらで軽く柔い毛を撫でてやると小刻みに前足を動かす動作が始まりグルグルと音を響かせてきた。
猫というのは犬と明らかに違った感触と温もりがある。だからといって「はなこ」と紋次郞の温もりや感触が同じでもない。共通するのは幸せな気分にしてくれるところだ。

 

 

小学校の頃、両親が離婚し母が朝晩と働きに出るようになってからは、ひとりで過ごすことが多くなった。学校から帰宅するとテーブルに置かれた夕飯を温め直す。電話線も引かれていない部屋に電子レンジという家電などない時代だ。夜半眠くなると部屋の隅にある布団を引いては床につく。冬でなくても独特の冷えが感じられた布団だった。6畳と四畳半のアパートの広さは、ひとりっ子には、それなりに不満のない広さではあったが、やはり近所の家はとても大きくみえたり、家族の団らんというか、夕飯の匂いなどが流れてくると羨ましいというか、何とも言葉に出来ない寂しさを感じていたような想い出がある。それは大人になってから勝手に自分の中で作られた記憶なのか、本当に子供心に抱いていた感情なのか、よくわからない。ただ、ある時期まではちゃんとした家庭を持ちたいと強く思っていたりしたものだ。

母の留守の合間に何度か別れた父が顔を出すようなことがあった。ひとりで居るのは確かに寂しかったのだけれど、父と会うのは苦痛でしかたなかった。父としての存在そのものを否定しつづけていたとかだけでなく生理的にうけつけなくなっていたのかもしれない。

 

 

Photo_4

 

目が覚めたのか、「はなこ」が布団の中から顔を出してきた。膝の上にひょっと飛び乗り口元をなぞり付けている。顔を近づけてみると、「ンンッ」と、さっきよりいっそう小さな声で鳴く。それは寂しいというのではなく腹が減ったという仕草だ。何をしても可愛いね。

 

Photo

 

 

 

 


人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村

 

 

 ―ちちばなれ―

2013年6月 2日 (日)

合縁奇縁(あいえんきえん)

5月24日(金)晴れ

 

Supaiku

 

昼前いつも以上にスパイクの抜け毛が凄いのでブラッシングをしていると、胸の辺りに1センチほどのシコリに気付く。ちょっと気がかりになることもあり、すぐさま動物病院へと向かう。

『避妊していないメス犬の半分が乳腺腫瘍になり、約50%が悪性で、そのまた50%が転移率の高い(悪性度の高い)ものとされる。(犬の乳腺腫瘍の50 50 50ルールと呼ばれる)良性でも悪性でも今のうちに切った方がよい。 
‥そう説明される。

たまたま2日後に手術予定だった犬のキャンセルがあり、あとは先生の判断に任せることにした。

 

Photo

 

 

5月25日(土)晴れ

スパイクにメシをあげる様子を間近で見て育った紋次郞は自然と「おすわり」「お手」「待て」「よし」「ストップ」「ごはん」を憶えていった。猫嫌いだったオトコが紋次郞と出会いネコ様と言うほどの愛着を持ち、『捨てられた猫』の存在を真剣に考えるようになった自分に驚いている。

 

Photo_3

 

 

紋次郞が葬儀場の片隅に捨てられていたことに対し、その半年後、ゴミ捨て場に捨てられていた数匹の中で生き残っていた猫が「はなこ」だった。
小さな手のひらサイズの「はなこ」は猫風邪をこじらせ声が出せず、いつ死んでも不思議でない痩せこけた仔猫だった。我が家に来てすぐスパイクと仲良くなり、それ以来いつも側にいる。

 

Photo_2

 

 

春になり町中で保護した洋種の白ネコを警察に届け出した後、怪我の手当てを病院でしてもらい運良く保護預かりをしてくれた人がいたが、ひと月後に亡くなったと知らせがあった。このボロ家に来てから良くも悪くも犬猫との出逢いが多くなったよな。

―夕刻―

 

前々からの約束していた場所に来た。ボロ家で過ごせる程度に、オマケ軍団と暮らせる程度に、体力と金がつづく程度に、見取れる範囲でしか出来ないが里親として一匹の仔猫と対面しに出向いた。

 

とりあえず抱き上げる‥。

どうするかの最終判断は一度帰宅し軍団と相談しながらのことにしよう。‥というか、いきなり二匹は…。

 

1

 

2

 

5

 

6

 

8

 

10

 

生後40日目、体重400g、あの「はなこ」が来た時の姿より小さくて、抱き上げるとあばら骨が浮き出ているのよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村

 

 

 

2013年6月 4日 (火)

内輪(うちわ)

6月4日(火) 晴れ

中庭に放ったオマケ軍団の遊ぶ風景、眠る姿、レンズを向ければ必ず軍団の影が写り込む。そこには素敵なストーリーまでが保存されているんだよね。

―仔猫が来てからの様子―

 

Photo_11

 

Photo_12

 

Photo_13

 

Photo_14

 

Photo_18

 

 

 

 

Photo_16

 

Photo_19

 

Photo_17

 

 

 

Dsc_0991

 

 

―夕刻―

 

 

ピンク色のお口、4センチほどの短めなシッポ。 手の平を差し出すと小さく「ニィーッ」と鳴きながらよじ登ってくる。薄い柔毛のさらっとした肌触りが手のひらに感じる。スパイクも紋次郞も少しずつ慣れてきている。

五月に迎えた二人に「五月(サツキ)」と「May(めぃ)」と名づけ

 

 

この小さな二匹は今まで知っていた仔猫の表情とは違った。生後40日のかたまりは乳を求めるように頭を寄せ付け、頼りなくもよろめきながら歩き回る。紋次郞や「はなこ」のような野良的な表情や警戒する様が全くないのよ。

 

 

 

Photo_20

 

Photo_21

 

今日で生後50日目 体重400g→530g メスの白茶の八割れ風 『May(めぃ)』 配属=あいまい隊2号 特技=なし 代わりに特徴=しっぽが短い 
━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━

 

 

Photo_5

 

 

今日で生後50日目 体重600g→650g メスの茶トラ 『五月(さつき)』 配属=あいまい隊1号 特技=寝技 ━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━

 

Photo_9

 

 

 

Photo_6

 

Photo_7

 

Photo_8

 

 

 

 

 

 

 

 


人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村

 

 

 

 

» 続きを読む

2013年6月16日 (日)

団欒

6月15日(土)曇りのち雨

 

 

Pc3

 

 

 

6月にしては雨のない暑い日が続いていたが、夕時近く久しぶりの雨となる。

あいまい隊が来て早くも20日、仔猫にとって二匹で来たことが本当に良かったと感じられる。体重400gだった「めぃちゃん」800g、「さつき」も600gから850gと順調に体重も増やし育っている。

 

 

(音あり)

 

 

Photo_2

 

 

(音楽あり)

 

 

Photo_3

 

Photo_4

 

Photo_5

 

 

紋次郞はすぐに世話をしだしたんだけど「はなこ」が警戒してなかなかそばにいて寄ろうとしない。

 

―前日まで―
数日前に後足の肉球にバイ菌が入った「はなこ」は、エリザベスを着けさせられ不満爆発中‼️

 

Dsc_1218

 

 

 

 

―初日―
紋次郎がトイレをする様子を見て「さつき」がすぐさまマネをする。(初日でトイレを覚えちゃってくれました) 負けずと「めぃ」もつづいてトイレにしゃがみこみ踏ん張ってみるが、なかなか出ないみたい。「さつき」が「めぃ」のお尻付近を舐め助ける姿に感動してしまう今日この頃。

 

―2日目―
スパイク手術のため4日ほど病院に入院する。スパイクがいつま座っていたところに「はなこ」が座り、大好きな飯のときも、そこから動こうとしない。

「さつき」が紋次郞を追いかけ回して遊んでいる。夕方過ぎに無事手術が終了したと病院からの知らせに安心するも、「めぃ」がひどい下痢P~ 小さな命にまだまだ油断できないと気を引きしめる。

 

―3日目―
下痢はいまだ治らず‥。 「はなこ」につづき紋次郞も食欲がなくなる。ニオイのせいでこちらも食欲なし‥。

 

Photo_6

 

Photo_7

 

Photo

 

Photo_2

 

Photo_5

 

Photo_6

 

 

Photo_8

 

 

Photo_9

 

 

Photo_10

 

 

 

 


人気ブログランキングへ
  にほんブログ村 猫ブログ 子猫へ
にほんブログ村

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

«内輪(うちわ)

フォト
2023年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ