うつりめ
過ぎた夏の記憶を引きずりながら秋を迎え、季節のうつりめを楽しんでいたと思えばもう雪が降りはじめた。今年の夏も思い出へと変わり、冬支度がこれから始まる。自分中心に動いていたと錯覚していたあの頃が恥ずかしくも懐かしい。人がどうだろうと四季は移り変わりをくりかえし過ぎていく。そして、また暖かな春を待ちわびながら寒い冬を過ごすための努力がはじまる。
我が家の中庭に今年の春に植えてみた桜の枝に花は咲くのだろうか。
夏が過ぎ秋が来て、来年の今日は…
昼間からコタツにもぐり、くだらないことばかり考えている。目の前に熱燗がある。外を眺めていたら呑みたくなった。そういう日もあっていい。
そんな日が多すぎるが‥。