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2010年6月18日 (金)

仔猫よ、とりあえず「紋次郎」と命名する

Pin_09971

6月15日 ―雨― AM11:05
仔猫が我が家にやって来た。生まれてまだ二ヶ月の捨てられていた仔猫である。

水とフードを与えてから、とりあえず呼び名をつけなければと思った。ちょうどナムルを作っていたところだったので「ナムル君」にしてみたが、つい省略して“ナムちゃん’と読んでしまう。ブログを書こうとすると自動変換され(南無ちゃん?)になった。これでは“クソ坊主”のようである。次の変換では(名無ちゃん?)になった。これでは名無しということになる。それではと思い浮かんだのが絵本にでてくる黒猫の名だった。仔猫のピッチ。
しかし、出だしからピンチと呼び違えた。毎日がピンチだというのに猫の名までピンチはあかんだろう。考えた末、先住犬の次に我が家にきた子だということで、とりあえず「紋次郎」と命名することにした。「とりあえず」というのは、また名前を変える可能性があるからである。
とはいえ、子猫の行く末にはきっちり責任を持つ決意でいる。

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紋次郎、オマエも男なら酒ぐらい強くなりナ。    


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紋次郎

半年前、数匹の仔猫が身勝手な人間の犠牲となり、倉庫の片隅に捨てられた。それらの仔猫達は幸いにも引き取り手があり順に拾われていった。しかし、この八割れの紋次郎だけはシッポが折れ曲がっていることもあり醜いと思われたのか、いつになっても引き取り手が現れなかった。運がよかったのは保健所に連れて行かれる前にボランティアの方が引き取ってくれたことだった。だが、紋次郎にとって人間に捨てられたという記憶は小さな心に深く刻まれてしまった。私が紋次郎と出会ったのは6月も半ばのどしゃ降り雨の日であった。もともと犬好きの私は猫には何の興味もなかったわけだが、彼をひと目みた瞬間、ここに移住させようと強く思った。それがどうしてなのか今もわからない。ひとつばかり理屈をこねてみれば、ここで引き取らなければ、たぶん貰い手は現れなかったろうという思いだったのかもしれないし、自分の人生と何かが重なったからなのかもしれない。ただ言える事は、この小さな仔猫が生まれて半年のあいだに二度も別れを知り、家族が三度も変わったということだ。彼の中で人間というものを信じるには、永い時間と深い愛情が必要なことだろうと思っている。

昨日の朝、生まれて半年が過ぎたオス猫の去勢手術をするにあたり一晩、病院に預けることになった。前日の手術も無事に終わり、翌朝一番に迎えに行ったのだが目ツキが野良猫のように鋭く変わっていた。まるであの紋次郎とは思えないほどの豹変ぶりで、牙をむいて襲ってくるような様である。とうぜん紋次郎自体も、こちらのことに気がつかなかったのだろう。
また身勝手な人間どもに捨てられたと思ったのかもしれない。「人間なんて決して信じない」と決めていたのに信じてしまった自分を一晩中、病院の檻の中で悔やんでいた可能性はある。
あご下から首にかけて黄色い液体のシミが付着していたので病院の方に訪ねたところ、ストレスで何度か胃液をもどしていたことがわかった。
こんな両手のひらに乗るような小さな体で、押し寄せる不安と戦っていたのだろう。
しかし、君はよかったな。我が家の仲間は誰ひとりとして君を裏切ることがないのだから。
もう、君もわかっているだろう。


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6月17日(木) くもりのち雨 おそらく‥ 基本的な仔育て理論はあるのだろうが、それよりも直接その仔猫を見て判断していくことが何よりの子育て理論だと思っている。とくべつ過保護に育てる気もさらさらないわけで、正しいのは環境と性質と愛情である。 まずは我が家の環境になれてもらうことから始めることにする。... [続きを読む]

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