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2013年3月の記事

2013年3月 6日 (水)

分水嶺

道端の水溜りに薄く氷が張っているのを昔はよく見かけたものだが、今では土の道もほとんどなく、しばらく氷や霜柱の上を歩いたりしていないような気がする。朝ピリッとした空気に新鮮な何かを覚えた子供の頃とは違い、寒さへの防御とか鍋の材料とか、とかくロマンのないことばかりが頭の中をよぎっていくのは歳のせいだけなのだろうか‥。気がつけば秋は遠に過ぎ、もうじき冬も終わろうとしている。


Burog

2月28日(木)晴れ 気温13度

二十数年ぶりの旧友と酒を酌み交わした。仕事のこと、身体のこと、生活のことと限られた時間もあることから、互い荒削りな会話になってしまったが、若い頃とは違う穏やかな旨い酒が呑めた。

若者と飲むこともしばしあるが刺激というか何かが多すぎるのだろう、酒の味がとげとげしく感じたりする。
妙に声が大きかったり、熱く語ったり、時に説教されているような感覚に陥ることまである。おおよそ話の内容じたいについていけないからなのだろうが、どうも思うような酒が味わえない。たぶん若い時代の自分もそうだったのだろう。ともかく、いい気分で呑めるということは嬉しいものである。このような気分になれるのは最近になってからかもしれない。これから先、味深い酒が呑める、そんな予感がしている。

また友と酒を交わすことを約束している。その日が楽しみでしかたない。

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― 2月28日 (夜分) ―

夜の十時半をまわったところ、時代劇を観ながら残り酒を呑んで酔いつぶれかかっている。

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いつまでも子猫であってほしいという願望を追い越して体型だけは容赦なく成長しているように思える。うちに来た当初の「はなこ」は食い意地が汚く、むやみにガツガツしていた。しかし不思議なものでこの粗野な食い物に対する本能はいつとなしに良い方へと向上し、あのあまりに見苦しかった食欲もだんだん尋常になっていった。振る舞いもいくらかおっとりとしてきたが、それでも生まれもった無骨さはそう容易には消えそうもない。そのつど必要な量だけを何度かに分けて食べる紋次郞のエサを、誰もが気づかぬうちに平らげる「はなこ」の食欲はいまだ健在である。

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