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2013年6月の記事

2013年6月16日 (日)

団欒

6月15日(土)曇りのち雨


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このところ6月にしては雨も降らず暑い日が続いていた。今日の夕暮れからようやく降った雨のおかげで、庭の植木へ水をまく手間がひとつはぶけた。あいまい隊が来てから20日にもなるが、仔猫にとっても私にとっても一匹でなく二匹で来たことが大正解だったなっ、と、その姿を見るたびに思うのである。体重が400gだった「めぃ」は800g、「さつき」も600gから850gへと両者共にすくすくと育っている。とくに「めぃ」の食欲と食い意地は天下ご免のようで、その食い気に軍団も引いてしまうほどである。

我が家に来た初日より今日まで夜泣きひとつしたことがない「あいまい隊」は、その日から我が家にうち解けていたように思える。「さつき」の特殊芸の寝技は日々の日課となってしまい、寝ながらリズミカルに動くシッポと鼻の穴をふくらませながら睡る寝顔には飽きようがない。


(音あり)


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(音楽あり)


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紋次郞にとっては以前、「はなこ」が来た時のこともあり新入りを迎え入れるのもこれで二度目、そのせいもあり慣れるまでにそう時間もかからなかった。だが、「はなこ」はそうスムーズにはいかなかった。スパイクの入院、部屋の模様替えと、色々な環境の変化が重ってしまい精神的に複雑な思いを抱きながら過ごすことになってしまった。

―前日まで―
数日前に後足の肉球にバイ菌が入った「はなこ」は、エリザベスを付けるハメになったり、甘苦いクスリを飲まされたり、大好きな中庭にも出られなかったりと、少しばかりストレスぎみだった。

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―初日―
紋次郞、「はなこ」ともに仔猫の様子を伺いながらも、時に威嚇する姿を目にした。「さつき」が軍団のトイレをする様子を見てマネをする。(初日でトイレを覚えてしまったようだ) 「めぃ」もマネをしてトイレのところで「んっ」と踏ん張ること数十秒、「さつき」が「めぃ」のお尻付近を舐めだす。しばらくして何らかのモノが「ポト~ン」と砂の上に落ちる。「めぃ」も無事終了。生後間もない仔猫同士の中で何らかの愛情と新たなニオイを教わった気がした瞬間でもあった。

―2日目―
スパイクは手術のため、3,4日ほど我が家から姿を消すことになる。「はなこ」はスパイクがいつも座っていた場所から動こうとしない。「さつき」が紋次郞を追いかけ回している。夕方スパイクの手術が無事終了したとの知らせにひと安心。仔猫のオリの中を見ると「めぃ」がひどい下痢P~ まだまだ油断できない小さな命である。
「はなこ」、まったく食欲がない。

―3日目―
初日に仔猫を病院で検査したにも関わらず、「めぃ」の下痢は治らず‥。 「はなこ」につづき紋次郞も食欲がなくなる。ニオイのせいでこちらも食欲なし‥。

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2013年6月 4日 (火)

内輪(うちわ)

6月4日(火) 晴れ

午後になり、しきりにカメラを手にしている。中庭に放ったオマケ軍団の遊ぶ風景、眠る姿、カメラなど手にもしなかったのに、今では無くてはならないものになってしまっている。レンズを向ければ必ず軍団がいた。生きものを撮ると、ひと場面ひと場面にストーリーがちゃんとある。黙っていても過ぎてしまう時間の流れを記録するには文字でなく、むしろ正確に瞬間を切り取ってくれる写真の方がいいのかもしれない。

―仔猫が来てからの様子―

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―夕刻―


桃色に裂けた口、4センチほどしかない短いシッポ。 どこもかもが小さく可愛いのである。体を撫で手の平を差し出すと心もとないほどの全体重をこちらに預けるかのように、小さく「ニィーッ」と鳴きながらよじ登ってくる。薄い柔毛のさらっとした肌触りが手のひらいっぱいに広がった。スパイクも紋次郞も「はなこ」も仔猫のことを少しずつ受け入れてきているのが分かる。仔猫を胸に抱いたまま、この二匹をどうするかと毎晩真剣に悩み考えた。久しぶりに無い頭を使ったせいか少々熱っぽい。おおよそ知恵熱といったところだろうが、考えずとも答えなど出てしまっていたのだろう。とおに名前を決めていたのだから‥。

五月に我が家に来たので「五月(サツキ)」と「May(めぃ)」と命名する。


この小さな二匹猫は、今まで知っていた仔猫の表情とはまるで違っている。姿を隠すこともない、警戒することも知らない、生後40日のかたまりは乳を求めるように頭を寄せ付け、頼りなくもよろめきながら歩き回る。紋次郞や「はなこ」のような野良猫の習性がまるで見受けられない。

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今日で生後50日目 体重400g→530g メスの白茶の八割れ風 『May(めぃ)』 配属=あいまい隊2号 特技=なし 代わりに特徴=しっぽが短い 
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400gの白茶の八割れ『May(めぃ)』と600gの茶トラ猫『五月(サツキ)』、二匹のメス猫兄弟は人間に捨てられたオマケ軍団とは少し状況が違う。そんなことも含めて、もらい受けるまでの間、「あいまい」な返答と「あいまい」な感情を抱いたところも正直あった。問題はそんなことではないというのに、やはり小さな男は歳をくっても小さな中年でしかなかったようだ。
我が家も今日から新たに、『オマケ軍団』と『あいまい隊』が誕生し賑やかな家庭に成りそうな、そんな期待を胸に財布の中身を見つめたりしている。

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今日で生後50日目 体重600g→650g メスの茶トラ 『五月(さつき)』 配属=あいまい隊1号 特技=寝技
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2013年6月 2日 (日)

合縁奇縁(あいえんきえん)

5月24日(金)晴れ

Supaiku

夜が明けて朝がくるのが当たり前のように、いつも似たような風景を繰り返しているかに思ってしまう毎日でも、日記を読み返すとそうでもない変化に気づいたりする。

隣接に犬のブリーダーがいて、ある決まった時期になるとまとめて何頭かの遠吠えが聞こえはじめる。交尾を始めようとしているのか、サカリが始まっただけなのか、その辺りのことは知りもしない。我が家の先住犬スパイクが大きな声で鳴いたりするのは、せいぜい爪を切る時とメシをやり忘れた時以外にしかない。もともと無駄吠えどころか吠えることも知らないスパイクは、各種の共同生活に適してはいるのだが、それが返ってあだになる時もある。せめて紋次郞のように使い分ける鳴き方というか、話しかけてくる猫なら都合もいいのだが‥。

昼前にスパイクの抜け毛が凄いのでブラッシングをしてやると、胸の辺りに1センチほどのシコリがあるのに気付いた。触ったからといって痛がるようでもないが、避妊していないメス犬のため思い当たる点がいくつか頭の中をよぎり、その足で動物病院へ連れて行くことにした。オマケ軍団の中でスパイクだけが“シモ”の手術を終えないまま育てていた。年月が経つにつれ、「この子はこのままの方がいいのかも‥」と、勝手な判断をしていたせいなのかもしれない。

『避妊していないメス犬の半分が乳腺腫瘍になり、約50%が悪性で、そのまた50%が転移率の高い(悪性度の高い)ものとされる。(犬の乳腺腫瘍の50 50 50ルールと呼ばれる)良性でも悪性でも今のうちに切った方がよい。 
‥そう説明される。

本来なら予約を入れ1,2週間ほど掛かるらしいが、たまたま2日後の日曜に手術予定だった犬のキャンセルがあり、その日なら空いているという話の流れのままスパイクの手術日が決まっていった。先生の話では、お腹を斜めに30センチほど切ることになるが決して難しく危ないものではないということ、もう1点は今後の病気のことを考え避妊手術もした方が良いということ、分けて手術するよりも同時にした方が犬にとっても楽だと詳しく説明してくれた。私はスパイクの親ではあるが病に関して専門的な知識を持っているわけではない。色々な考え方もあるが、今は信頼できる専門医の話を丸ごと信じるしかすべもなく、その場で同意しサインした。仮にこれが私自身のことだったとしてもサインしていたと思う。

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5月25日(土)晴れ

明日から手術入院をするスパイクの準備をはじめる。動物病院が徒歩5分足らずのところにあるので特別なことをする必要もないが、前々から約束をしていたことが今日この日とたまたま重なってしまい、何かとバタバタ忙しい一日となってしまった‥。

犬派だとか猫が好きだとか、いまの自身に問い掛けてみると以前とは明らかに違う考えになっている。何派とかという答えはいつの間にか意識の中ではなくなっているようで、しいて種別するならば、受け入れた者が愛しいということになってしまう。

スパイクにメシをあげる様子を間近で見て育った紋次郞は自然と「おすわり」「お手」「待て」「よし」「ストップ」「ごはん」を憶えていった。猫嫌いだったオトコが白と黒の八割れ猫によって思い込んでいた猫の常識すべてをくつがえされてしまったのだ。この紋次郞によって『八割れ猫』に愛着を持ち、『捨て猫』の存在を考えるようになった事実に間違いはないだろう。

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紋次郞が葬儀場の片隅に捨てられていたことに対し、その半年後、生ゴミの収集日にダンボールに入れられ捨てられていた数匹の『三毛猫』の中での生き残りが「はなこ」である。
小さな手のひらサイズの「はなこ」は猫風邪をこじらして声が全く出ない仔猫だった。今でもあの頃のことを思い出せば、いつ死んでもおかしくないほど痩せていた姿が浮かんでくる。我が家に来てすぐにスパイクと仲良くなり、いつも側にいる。やがてどちらが母親役で子役がどちらなのかも分からないほど「はなこ」はスパイクのことを案じるようになった。今も「三毛猫」の可愛さと「はなこ」の母性に魅了されている。


スパイク、紋次郞、「はなこ」とオマケに生きる者たちが我が家に来てからも、何度かネコが迷い込んで来ている。なかには目の前で車に跳ねられ亡くなってしまったネコも数匹見ている。あまりにも小さすぎて餓死してしまった仔猫もいた。車庫に仔猫のエサを置いて次に見に行った時にはエサも水も無くなっていた。これでひと安心かと思っていたら、どうもそうではなく違う大人のネコが食いに来ていたのを見つけた時はショックだった。結局あの弱り切っていた仔猫はどうしたものだろう。寒い冬がやってくる去年の12月間近のことだった。

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春になり町中で保護した洋種の白ネコを警察に届け出をした後、怪我の手当てを病院でしてもらい、運良く保護し預かりを引き受けてくれた人がいたものの、ひと月後に静かに世を去って行った。このボロ家に来てからというもの、あまりにも女運が消え、あまりにも犬猫との出逢いが多くなった気がしてならない。

今、一度、思う。とくべつ犬が好き猫が好きなわけではない。受け入れた者が愛しいということに‥。

―夕刻―

前々からの約束していた場所に来た。ボロ家で過ごせる程度に、オマケ軍団と暮らせる程度に、体力と金がつづく程度に、見取れる範囲でしか出来ないが里親としての心構えを持ちながら一匹の仔猫と対面しに出向いた。

とりあえず抱き上げる‥。

キザなセリフを書いてみても内心どうしようかと愚図ついてしまう。なにせ、いったん引き受けてしまえば長期にわたる責任が伸し掛かって来るのだから‥。しばらく軍団と相談しながらのことにしよう。‥というか、いきなり二匹は…。

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生後40日目、体重400g、あの「はなこ」が来た時の姿より小さく、抱き上げるとあばら骨が浮き出ているのがわかる‥。


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